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夏の自由研究「水耕栽培」中に北海道で地震発生 急きょ収穫へ

2018年09月22日 12時00分更新

文● 四本淑三

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災害用非常食として収穫

 そして地震で停電。ポンプが止まると普通の水耕栽培と変わらないし、物流も滞流だろう。この日のために育ててきた災害非常食ということで、全量収穫することにした。

 栽培31日目のミニチンはここまで育っていた。

 栽培槽の中はこんな風。小型の植物なので、根がマット状に充満することもなく、長く伸びてほかの株と絡み合っている。根は白く、状態は悪くはないようだ。日の当たる場所に置いておいたにしては、藻のひとつも生えていないし、水も綺麗なものだった。

 チンゲンサイズ諸君を引き抜いてみた。根の長さはおおむね30~60cmほど。それぞれ株の形は不揃いだが、葉を一枚ずつにバラしてみると、当たり前だが小さいだけで、チンゲンサイの葉の形をしている。

 これを「いやあ、すごい揺れだったねえ、大丈夫だったかい?」という言葉と共に、ご近所からやってきたハム、ゆで卵、ミニトマトなどと合わせ、パンにはさんで夕食としていただいた。

 エネルギーが断たれて加熱調理できないこともあったが、生で食べても美味しいことは実証済み。もちろん、これもとてもおいしかった。無味無臭に近いレタスより存在感があるところもいい。ミニチン、とてもよろしい。また育ててみようと思った。

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