タイムレコーダーのメーカー
Bundy Manufacturing Company
2つ目の会社はBundy Manufacturing Companyである。創業者はWillard Legrand Bundy氏で、1860年代にニューヨークで宝石店を経営していたのだが、なぜか1880年代に千年時計(Thousand Year Clock)という大ぶりな時計を発明。これに続き、カレンダー時計やキャッシュレジスターなどの特許も取り、1987年にはタイムレコーダー(勤怠管理をやるタイムカードのアレだ)を発明、これを製造・販売すべくBundy Manufacturing Companyを1889年に創業した。
画像の出典は、History of Computers
1890年代末には140人の熟練技術者を抱え、1898年には全米に9000台あまりのタイムレコーダーが売れたそうである。その後1900年に入ってからは、同じようにタイムレコーダーを作っていた多くの企業と合併、1911年にITR(International Time Recorder Company)となった。
正確に金額を勘定する機械を製造する
Computing Scale Company
3つ目の会社はComputing Scale Companyである。1981年にEdward Canby氏とOrange O. Ozias氏の2人によって創業された同社は、Money Scaleを製造しており、当初は機械式であったが後に電気式になっている。これは、銀行や郵便局など大量の貨幣を扱う場所で、正確に金額を勘定する機械である。
Money Scaleの原理は、貨幣の重さを測定して、ここから金額を算出できる機能を持った測りである
画像の出典は、IBM Archives
ちなみにこのComputing Scale Company、モノとしてはそんなわけでモーターを使って貨幣を図りに流し込み、測定して、排出するという仕組みを高速に行なうための機械を作っていたわけだが、これを応用してなぜか電気式の肉切り機(Dayton Safety Electric Meat Choppers)の製造も請け負っていたそうだ。ちなみにこのComputer Scale Company、当初はIBMの一部門になっていたが、1934年にHobart Manufacturing Companyに売却されている。
画像の出典は、IBM Archives

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