3キャリアが各会場に移動基地局を展開
アフリカから横須賀にトロピウス襲来 「Pokémon GO Safari Zone in YOKOSUKA」
2018年09月05日 16時00分更新
エンターテインメント系コンテンツとさまざまなコラボレーションを行ってきた横須賀市。これまでも横須賀を舞台としたゲーム「シェンムー」の聖地巡礼や、アニメ「ハイスクール・フリート」のスタンプラリー、横須賀出身の漫画家・福本伸行さんのコミック「カイジ」「アカギ」とのコラボイベントなどのイベントが開催されてきたが、2018年は8月29日から9月2日の5日間、スマホゲーム「ポケモンGO」とタッグを組んだ「Pokémon GO Safari Zone in YOKOSUKA」が開催された。
「Pokémon GO Safari Zone in YOKOSUKA」では横須賀市内のヴェルニー公園、三笠公園、くりはま花の国の3会場で、通常ではなかなか出現しないレアポケモンが大量発生。そして、アフリカ地域限定ポケモンである「トロピウス」も登場するということで、多くのポケモントレーナーがこのイベントに参加した。
2017年に横浜で開催された「Pokémon GO PARK」では、多くのポケモントレーナーが集まったために会場は大混雑、通信状況もかなり悪く、日中はアプリを開くこともままならない状況だったが、今年はあらかじめ抽選で参加人数をコントロールし、チェックイン会場を3つに分けて分散させるといった措置が行われ、快適にプレーできる環境が整えられた。今回、イベント4日目となる9月1日に横須賀を訪問し、各会場を回ってみた。
イベントで出現するすべてのポケモンが揃った
「くりはま花の国」
3会場の中で少し離れた場所にある「くりはま花の国」はJRと京浜急行の駅から徒歩15分ほどの距離にあり、丘を中心とした広大な敷地の公園となっている。園内は四季折々の花が咲き乱れ、東宝のスタッフが作ったゴジラのすべり台やアスレチック広場、ハーブ園、足湯などがあり、小さな子どもから大人まで楽しめる公園となっている。これだけの施設を無料で利用できるというのは、小さな家がひしめきあう下町の人間としてはうらやましい限りだ。
「Pokémon GO Safari Zone in YOKOSUKA」ではトロピウスのほか「ダンバル」「ラルトス」「ナマケロ」が大発生。文字型のポケモンである「アンノーン」もイベントに合わせて「YOKOSUKA GO!」の各文字が出現する。ヴェルニー公園と三笠公園では出現するポケモンが割り振られていたが、くりはま花の国はここだけですべてのポケモンをゲットできるようになっていた。
会場の入り口にはチェックイン用のポケストップがあり、それを回転させた後、QRコードまたはコード入力することでチェックインが完了する。チェックインが終わるとイベント限定メダルがもらえるほか、このイベント専用のスペシャルリサーチが登場する。そして、イベントで出現率の高くなったトロピウスなどが出現。ふだんとは違うポケモンたちがひしめきあう画面を見ているだけで楽しくなってくる。
スペシャルリサーチでは、ダンバル、ラルトス、ナマケロをそれぞれ10匹捕まえることで、その進化形である「メタグロス」「サーナイト」「ケッキング」のゲットチャレンジに挑戦できる。ダンバルをメタグロスに進化させるには2段階進化なので125個のアメが必要だが、10匹捕まえるだけで手に入れられることになる。
このイベントの目玉とも言うべきトロピウスも大量に出現。あっという間に何十匹もゲットできる。
さらに、会場にはこのイベント限定のポケストップも登場。これまで、アプリ起動時に表示されてきたイラストが描かれたポケストップになっている。このポケストップからギフトが出るとこのイラストが描かれているので、フレンドにギフトを送るときにこのイベント参加のギフトを送れる。
会場にはイベント参加者が大勢来場していたが、広いこともあり、歩けないほど混雑するといったことはなかった。入り口付近はチェックイン後、ポケモンが大量に出現するためにポケモントレーナーが固まっていたが、ほかはゴジラのすべり台がある冒険ランドに人が集中していたくらいで、大きな混乱は起きていなかった。
丘まで階段やなだらかな坂が続くが、園内はフラワートレイン(有料)が走行しており、体力に自信がない人でも安心だ。このフラワートレインもイベント仕様になっていた。
気になる回線状況だが、特に通信が重いということもなく、会場内どこでもほぼ快適にポケモンGOで遊ぶことができた。携帯3社は移動基地局を展開しており、入り口付近にドコモとau、冒険ランドにソフトバンクとauの移動基地局が設けられていた。