OPPOから日本参入第二弾となる「R15 Pro」「R15 Neo」の2モデルが発表されました。どちらもSoCはSnapdragon 800シリーズではなく、ハイエンドというカテゴリーの製品ではありません。しかしカメラ性能は妥協を許さず、カメラだけを見ればiPhone以上の性能を有しています。
スマホがスペックで競う時代は終わった!
もはや、スマートフォンのスペックはCPUやメモリーなどで争う時代ではなく、消費者が満足できる機能をどれだけ強化できるか、という時代なのでしょう。OPPOが世界シェア4位に君臨しているのも、消費者の満足度を第一に考えた製品を作っているからでしょう。8月22日に行なわれたOPPOの新製品発表会でも「写真をもっと綺麗に」から「撮影をもっと簡単に」と、性能の高さではなく使いやすさを大きくアピールしていました。
しかし、OPPOのスマートフォンの魅力は使いやすさだけではありません。本体のデザイン、仕上げもかなり良くなっています。R15 Proは3D曲面仕上げの美しい側面と、グラデーションをかけた背面は思わず見せびらかしたくなるほど。スマートフォンを買ったらまっさきにケースを買って本体に装着する人が多いでしょうが、OPPOのスマートフォンはケースをつけるのがもったいない、そう思わせる仕上げになっているのです。
製品には透明ケースが付属しています。これはコストを下げた「おまけ」なのではありません。本体を保護しつつも、背面の美しさを周りにアピールするためのクリアなケースなのです。実際に付属のケースの形状を見てみると、側面をガードし表面に若干折り返しもあるため簡単には外れません。本体と一体化してしまうようなしっかりしたケースが付属するのです。
もちろんケースをつけないで使うのも悪くはありません。ですが、R15 Proは海外メーカーのSIMフリーモデルとしては珍しくFeliCa(おサイフケータイ)に対応しています。日々の買い物でスマートフォンをカードリーダーにタッチして使うでしょうから、ケースの装着はむしろ必須です。海外で販売されているR15 ProにはFeliCaは乗っていませんから、OPPOは日本人の消費者のことをきちんと考えたモデルを、日本に投入してくれたのです。
3万円を切るエントリーモデルのR15 Neoもいい感じの仕上がりです。背面はダイヤモンドカット模様となっており、光の当たり具合や見る角度によって表情を変えてくれます。低価格機に見られる安っぽさは感じられず、本体を手に持ったときの質感も上位モデルのR15 Proとあまり変わりません。
香港在住の筆者は中国メーカーのスマートフォンの品質が年々高まっている状況を日々見ていますが、特にこの1年間で表面(背面)の仕上げが急激に美しくなっています。もはや大手メーカー品と並べても遜色がないだけではなく、逆に大手メーカーにはないグラデーションをかけた仕上げなどは、トレンドを一歩先取りしているようにも思えます。
スマートフォンに個性を持たせるために自分好みのケースを付けたいと思う人もたくさんいるでしょう。しかし、このR15 ProとR15 Neoはケースで背面を隠すのがもったいない、と筆者は思うのです。スマートフォンのケース選びにいつも悩む人は、OPPOの最新端末を買ってクリアケースで「見せスマホ」する、というのもいいかもしれませんね。
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