このページの本文へ

鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第23回

【鉄板&旬パーツ】パーツ店員オススメのケースファンはコレだ

2018年08月25日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

アキバスタッフに聞いたオススメのファン

 ここからは主要ショップのスタッフに聞いた定番、おすすめのPCケースファンを紹介していこう。

 まず紹介するのは、複数のショップスタッフが、その名を出したNoctua次世代ファン「NF-A12x25」のPWM制御モデルとなる「NF-A12x25 PWM」だ。

 1基3800円前後と、LEDを内蔵しないファンとしては、かなり高いが、Noctuaが4年以上の開発期間を費やし、今年ついに販売にいたった「NF-A12x25」は、圧倒的なクオリティーを誇っている。

 実際にファンを試したショップスタッフたちからは、「従来モデルよりも、静かに多い風量が送れる」、「最大回転でも振動やブレがまったくない」、「風が真っ直ぐ、遠くまで送れている」と絶賛。

 発売当初はオリオスペックのみだった取り扱いショップも、パソコンショップ アーク、ツクモ各店、パソコン工房 秋葉原 BUYMORE店と増加。売れ行き絶好調な最も旬なファンだ。

素材を含めて、イチから開発されたNoctuaの次世代ファン「NF-A12x25」

パソコンショップ アークやTSUKUMO eX.など、秋葉原の複数ショップで取り扱いがスタート。PWMのほか、静音仕様のDC制御モデルもラインナップ

「NF-A12x25 PWM」は、回転数は450~2000rpmで、風量102.1m3/h、静圧2.34mm H2O、騒音値22.6dBAになる

ブレードのブレや変形を発生させないために、超硬質で軽量な新素材「Sterrox LCP」を独自に開発

他社とは一線を画す、0.5mmのフレーム、ブレード間。これにより回転数に対する風量の効率や、風の直進性がアップ。静音性も向上だ

DC制御の静音仕様タイプを推すスタッフも

 多くのショップスタッフが推す「NF-A12x25」。売れ筋はPWM制御の「NF-A12x25 PWM」だが、TSUKUMO eX. 6階の石井さんは、PCケースファン向けとしてDC制御で最大1200rpm、付属のアダプター使用時は900rpmで回転する静音仕様モデル「NF-A12x25 ULN」をあげた。

DC制御で回転数1200rpmとなる「NF-A12x25 ULN」。付属のアダプターを使うことで、回転数は900rpmまで落とせる

 CPUクーラーやラジエーターで使用するなら、PWM制御の「NF-A12x25 PWM」がおすすめですと前置きしつつ、「DC制御の静音モデル「NF-A12x25 ULN」なら、取り付けるだけで高い冷却効率と静音性を手に入れられるのが魅力。ケースファンとして吸排気、どこにでも付けられるので、個人的に、強くおすすめしていますよ」と石井さん。

TSUKUMO eX. 6階スタッフの石井さん。同フロアーの光モノデモコーナーに、次々と新製品を追加し、スペースを拡大させている

 自作PCに詳しい人なら、PWMモデルの回転数をマザーボード(ソフトウェア)から調節すれば良いのでは? と思うだろうが、普段からオート設定で使っている人からしたら、何も考えずポン付けで効果が出るのは魅力的なのだ。

1800円前後で買えるNoctuaファンもある

 高クオリティー&高額なNoctua製ファンだが、2000円アンダーのモデルもある。それがパソコン工房 秋葉原BUYMORE店の上月さんが、「高い風量や静音性、耐久性などを備えるNoctuaファンの入門用におすすめです」と推す「NF-P12 redux-1700 PWM」だ。

従来と異なるグレーカラーになる「NF-P12 redux-1700 PWM」

PWM制御で回転数は450~1700rpm、風量120.2m3/h、静圧2.83mm H2O、騒音値25.1dBAになる

 「NF-P12 redux-1700 PWM」は、これまでのハイエンドモデル「NF-P12」が、高コストパフォーマンスな「redux」シリーズとして再登場した形で、スペックも高くなっている。

 Noctua製ファンの特徴のひとつである回転減速ケーブルや分岐ケーブル、シリコン製ガスケット、防振ゴムブッシュといったアイテムは、一切付属していないが、その分安価になっている。

パソコン工房 秋葉原 BUYMORE店の上月さん

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中