LEDの制御は3種類ある
続いてはLEDファンの制御だが、これは3種類に大別できる。1つめは、シンプルゆえに最も導入と運用がラクな物理スイッチによる制御。2つめは、マザーボード制御。これはマザーボード上に備える+12、R、G、B(汎用LED 5050)の4ピンヘッダー(最近はアドレス指定制御の3ピンヘッダーもある)経由や、同じメーカーのビデオカードや対応する周辺機器などと連携可能だ。そして3つめが、CorsairやThermaltake、NZXTといったメーカーの独自規格制御だ。
最近の主流はマザーボードが備える機能だ。UEFIやメーカー提供のソフトウェアから制御できてダントツに扱いやすい。ASUS「Aure Sync」やASRock「RGB LED」、MSI「Mystic Light Sync」などがこれに該当する。
もうひとつの流れがメーカー独自制御となる。価格は高めになるが発光パターンが豊富で、LEDカラーを個別に指定できるアドレス指定制御の製品も増えている。OS上からのソフトウェア制御に対応する製品が多く、メーカーによってはLEDだけでなく、ファン回転数の制御やPC全体のモニタリングなどの機能が統合され、なかなか便利になっている。

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