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渋滞でも疲れない日産新型リーフの最新自動化技術を実体験

2018年08月12日 12時00分更新

文● 栗原祥光 撮影●栗原祥光

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縦列駐車も自動で実行しサイドブレーキまでしてくれる
「プロパイロット パーキング」

 日産リーフからの実装となった新機能がハンドル、アクセル、ブレーキ、シフト、さらにパーキングブレーキまですべて自動制御し、駐車完了するまでドライバーをアシストする「プロパイロット パーキング」だ。4つのカメラと12個のソナーを用いて行なうこの機能。車庫入れの支援など今では当たり前と思われるかもしれないが、大抵の場合はハンドルアシストのみで、アクセルやブレーキ、シフトなどの操作はドライバーが行なう場合が多い。車が本当に自分で動くのは、日産では新型リーフが初めてとなる。

プロパイロット パーキングスイッチ

 車庫入れは、後向き駐車、前向き駐車、縦列駐車の3つに対応。前向き駐車も用意しているのは、充電ポートがフロントグリルにあるからだ。

 使い方は駐車したいスペースの手前で、シフトレバー近くのプロパイロット パーキングスイッチを1回押し、ゆっくりと前進して駐車したい場所の真横に車両を止めることから始まる。画面にPのマークが付けばOKだ。あとは微調整をして(する必要はほとんどないが)、次に画面の駐車確認ボタンをタップ。その後、プロパイロット パーキングボタンを押し続けるだけ。途中、プロパイロット パーキングボタンを離したりハンドルやブレーキを操作すると動作が停止する。人やクルマなどが接近している時は、ボタンを離せばいい。

駐車したい場所に横付けする

駐車開始

 今までの車庫入れ機能の場合、画面に出る「シフトチェンジをしろ」「アクセルを踏め」という指示に従う必要があった。それが逆に煩わしかったのだが、ボタンを押している間はあとは何もしなくてもよいというのは理にかなっているし、ストレスも少ない。何かが近づいて動作を停止させたい場合は、ボタンを押せば止まるのもよい。他車の車庫入れ機能を試したことがあるが、その中で日産はもっとも切り返し回数が少ないように感じた。駐車枠にもよるが、大抵は一回で入るし、石づきの前でピタリと止まる。そのスムーズさに、利便性が加わった形だ。

自動的にクルマを操作してくれる

前向き駐車にも対応

 駐車が終われば、電源ボタンを押すだけで車から離れることができる。サイドブレーキの引き忘れなども防ぐことができる。

 ますます自動化が進む自動車。完全自動運転への道のりは遠いかもしれないが、プロパイロットをはじめとする新しい技術は「車で出かけると疲れる」というイメージを過去のものへとしている。自動車を購入する際は、ここで紹介した自動化機能に注目してみてはいかがだろうか。

駐車位置の微調整はタッチパネルで行なう

サイドブレーキ(パーキングブレーキ)も自動でロック

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