オーバークロックチャレンジで
Core i7-8086Kを上回るスコアを記録
ところで説明会ではオーバークロックチャレンジも行なわれた。もちろんインテルがCOMPUTEXの基調講演で披露した謎の28コアプロセッサーへの対抗である。といってもさすがに水冷チラー(冷却水循環装置)を持ち込むのは論外であり、液体窒素を使っての穏当な(?)オーバークロックとなった。
利用されたのはRyzen Threadripper 2990WXのみで、第2世代Ryzen Threadripperに対応した新しいRyzen Masterを使いながらのチャレンジである。
ちなみに定格、つまり液体窒素を使って冷やしてはいるが、オーバークロックは一切行なわない状態でのCineBenchの結果は5212程度。これが最終的には7618まで引き上げることに成功している。インテルの7334cbを無事に打ち破れたというわけだ。
これはお遊びであって実用性には乏しいが、オーバークロックなしでも5000台というのはなかなか強烈なスコアであり、アプリケーション性能がどの程度確保できているか、楽しみな部分である。
大事なことなので2度いうが、このあたりはきっとKTU氏ががんばってレビューしてくださると信じている。ということで第2世代Ryzen Threadripperのレビューは来週までお待ちいただきたい。

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