オーバークロックチャレンジで
Core i7-8086Kを上回るスコアを記録
ところで説明会ではオーバークロックチャレンジも行なわれた。もちろんインテルがCOMPUTEXの基調講演で披露した謎の28コアプロセッサーへの対抗である。といってもさすがに水冷チラー(冷却水循環装置)を持ち込むのは論外であり、液体窒素を使っての穏当な(?)オーバークロックとなった。
利用されたのはRyzen Threadripper 2990WXのみで、第2世代Ryzen Threadripperに対応した新しいRyzen Masterを使いながらのチャレンジである。
ちなみに定格、つまり液体窒素を使って冷やしてはいるが、オーバークロックは一切行なわない状態でのCineBenchの結果は5212程度。これが最終的には7618まで引き上げることに成功している。インテルの7334cbを無事に打ち破れたというわけだ。
これはお遊びであって実用性には乏しいが、オーバークロックなしでも5000台というのはなかなか強烈なスコアであり、アプリケーション性能がどの程度確保できているか、楽しみな部分である。
大事なことなので2度いうが、このあたりはきっとKTU氏ががんばってレビューしてくださると信じている。ということで第2世代Ryzen Threadripperのレビューは来週までお待ちいただきたい。

この連載の記事
-
第858回
デジタル
CES 2026で実機を披露! AMDが発表した最先端AIラックHeliosの最新仕様を独自解説 -
第857回
PC
FinFETを超えるGAA構造の威力! Samsung推進のMBCFETが実現する高性能チップの未来 -
第856回
PC
Rubin Ultra搭載Kyber Rackが放つ100PFlops級ハイスペック性能と3600GB/s超NVLink接続の秘密を解析 -
第855回
PC
配線太さがジュース缶並み!? 800V DC供給で電力損失7~10%削減を可能にする次世代データセンターラック技術 -
第854回
PC
巨大ラジエーターで熱管理! NVIDIA GB200/300搭載NVL72ラックがもたらす次世代AIインフラの全貌 -
第853回
PC
7つのカメラと高度な6DOF・Depthセンサー搭載、Meta Orionが切り開く没入感抜群の新ARスマートグラス技術 -
第852回
PC
Google最新TPU「Ironwood」は前世代比4.7倍の性能向上かつ160Wの低消費電力で圧倒的省エネを実現 -
第851回
PC
Instinct MI400/MI500登場でAI/HPC向けGPUはどう変わる? CoWoS-L採用の詳細も判明 AMD GPUロードマップ -
第850回
デジタル
Zen 6+Zen 6c、そしてZen 7へ! EPYCは256コアへ向かう AMD CPUロードマップ -
第849回
PC
d-MatrixのAIプロセッサーCorsairはNVIDIA GB200に匹敵する性能を600Wの消費電力で実現 -
第848回
PC
消えたTofinoの残響 Intel IPU E2200がつなぐイーサネットの未来 - この連載の一覧へ

