広告からペアレンタルコントロールまで
さまざまなサイトブロックを提供
ではもう一度トップページに戻って、それ以外にFirewallaのできることをざっと見てみよう。
グラフのすぐ下の「Devices」「Alarms」「Rules」の3つのうち、最初のDevicesはすでに登場済みのFirewallaの管理対象となっている同じネットワーク傘下のすべてのデバイスの詳細リストだ。
そして、Rulesは前述したブロックなどの対象となったウェブサイトなどのリスト、残ったAlarmsは、オーナーがFirewallaに対して報告指示をしたアイテムサイトへのアクセスログだ。
これを元にゲームやポルノサイトなどのブロック対象を選択し、実際にブロックできる。
そして、遠隔のスタバなどのフリーWi-Fiサイトから自宅のPCやNASなどにアクセスするときのセキュアネスを守るVPNも簡単に設定可能だ。クライアント側のスマホにはフリーウェアのOpen VPNを使用できる。
あとはポップアップ広告のブロックや、「Family Protect」というペアレンタルコントロール(父兄による子供の通信機器利用の管理)をきめ細かく設定可能だ。
Family Protectを有効にするだけで、先ほどまで見えていた成人向けサイトも見事にブロックされる。またその手のサイトへのアクセスを「お知らせ」で報告してくれる機能もある。
加えてDDNSの一発設定やUPNP問題で常に話題のポートのオープン/クローズも可能だ。
そして、極めて現代的でユーモアに富んだ設定がこの「Social Hour」だ。これは設定オンにすると、1時間はあらゆるSNSサイトからのお知らせがクリップされてしまう優れモノだ。
たまにはSNSとの距離をおいてリアルなショーシャル生活を送ってみれば……という暖かいメッセージなのだ。
ホームセキュリティーの“赤い小さな巨人”
Firewallaは一般販売がはじまった現在も極めて低価格。高機能で設定も簡単な個人向けファイアウォールの定番商品だ。
子供の手のひらにも載ってしまうほどコンパクトなレッドボックスは、ネット世代のホームセキュリティーを任せたくなる“赤い小さな巨人”だ!
今回の衝動買い
アイテム:Firewalla
価格:INDIEGOGOにて119ドル(約1万3000円、送料込み)で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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