このページの本文へ

健常者の脳画像データから認知症の可能性を予測するモデルを構築

浜松ホトニクス、Azureを用いた認知症の早期診断支援システムを開発中

2018年06月28日 13時00分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 浜松ホトニクスと浜松光医学財団は2018年6月28日、Microsoft Azureを利用し、高速かつ高精度な早期認知症診断支援システムの研究開発を進めることを発表した。浜松光医学財団が保有する約2万8000件の検診画像データをもとに、脳画像から認知症になる可能性を示す将来予測モデルをAzureで構築する。

 浜松光医学財団は、浜松ホトニクスが2002年に設立した一般財団法人。浜松ホトニクスが開発する光技術を応用したPET(陽電子放射線断層撮影)検査で全身のがんスクリーニングを行う検診のほか、独自の脳機能画像解析を追加した検診を行っている。設立当初から健常者を対象にした検診を継続的に行っており、同財団が保有する約2万8000件の画像検診データベースからは、同一人物の経時的な画像変化を確認できる。

 今回、浜松ホトニクスと浜松光医学財団は、この画像検診データベースを用いて、脳画像から将来認知症になる可能性を予測する画像診断モデルの開発を進めることを明らかにした。データ分析、予測モデル構築のプラットフォームとしてAzureを利用する。

 Azureは、2016年2月に医療情報を扱うシステム向けの「3省・4ガイドライン」への対応状況を確認・整理した「医療機関向けクラウドサービス対応セキュリティリファレンス」を公開しており、国内では、国立がんセンター東病院のリモートSDV(治験データ閲覧)環境、横浜市立病院における機械学習を用いた医薬品の有害事象予測システムなどの基盤にAzureが採用されている。

■関連サイト

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    デジタル

    約3000人のハッカーが侵入できなかったpCloud すべてはユーザー自身のデータを守るため

  2. 2位

    ITトピック

    「原則出社」命じる企業とテレワーク社員の意識ギャップ/“推し活依存”自覚するZ世代が2割/シニアの利用が盛んな○○アプリ、ほか

  3. 3位

    sponsored

    高齢者をポットで見守る「みまもりほっとライン」 25年続く「サービスの温もり」とは?

  4. 4位

    sponsored

    専門家が分析するSCS評価制度・153項目 中小企業に最適な対策のアプローチは?

  5. 5位

    データセンター

    600km超離れたデータセンター間でシステム全体を「完全自動復旧」 日立・NTTドコビジらが実証に成功

  6. 6位

    ビジネス・開発

    フィジカルAIの突破口、「現場データ」を価値に変えるソリューション

  7. 7位

    TECH

    フロンティアAI対策を国内組織はどう捉えているか “内製化への意欲”と待ち望む“政府主導のガイドライン”

  8. 8位

    デジタル

    ヤマハ、SOHOルーター国内シェア22年連続1位 強さを支えるネットワーク戦略

  9. 9位

    ビジネス・開発

    首都高が「AIの高利用者」を1年で10倍に 非IT人材に刺さったGemini Notebookと“泥臭い”浸透策

  10. 10位

    ITトピック

    PC価格高騰で4割の企業が「調達を延期」/“謎のExcelマクロ”は業務継続リスク/日本のデジタル行政、利用率・満足度とも最低レベル、ほか

集計期間:
2026年08月27日~2026年09月02日
  • 角川アスキー総合研究所