SF114-32-N14Q/PはCPUがCeleron N4000(2コア/2スレッド、1.1~2.6GHz)、メモリーが4GB DDR4、ストレージに128GB SSDを備えた14インチ(1920×1080ドット)のノートPC。実売価格は6万4600円前後。同じ価格帯だと、型古のCore i3やCore i5搭載機もあるが、その場合解像度が1366×768ドットと低かったり、ストレージが500GB HDDであったりする場合が多い。
CPU性能だけを考えれば、型古でもCore iシリーズ搭載機の方がよいが、動画のエンコードや画像処理を頻繁に行なわなければ特に問題なし。それよりも、より高解像度で、SSDによる高速な読み込みの方が、ふだん使いでは快適に感じる場面が多いので、本機の方が魅力的だ。
「SF114-32-N14Q/P」の主なスペック | |
---|---|
液晶ディスプレー | 14インチ(1920×1080ドット) |
CPU | Celeron N4000(2コア/2スレッド、1.1~2.6GHz) |
メモリー | 4GB(DDR4) |
ストレージ | 128GB SSD |
インターフェース | USB3.1 Type-C、USB3.0×2、USB2.0、HDMI出力、SDカードリーダーほか |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac(1733Mbps)、Bluetooth5.0 |
公称駆動時間 | 17時間 |
サイズ/重量 | 323(W)×228(D)×14.95(H)mm/1.3kg |
OS | Windows 10 Home |
では実際にどれぐらいの性能なのかベンチマークソフトを使って計測してみた。まずは、CPU性能を計測する定番の「CINEBENCH R15」。
同じ2コアのN3000番台やN2000番台は100前後というスコア―だが、CPUが最新のGemini Lake世代になったことで、141cbとややスコア―が向上。とはいえ、200は超えるCore MやCore i3にも劣るので、ちょっとした画像処理でもソフトによってはかなりもたつくだろう。
お次はPC Mark10のスコア―。
前世代の2コアCeleronのスコア―が1000前後くらいだったところ、1642とスコア―の向上が見られるが、体感的に劇的に変わるほどではない。一方、以下のCrystalDiskMarkのスコア―は、SSDの標準的なスコア―をマーク。
HDDのシーケンシャルリードが毎秒100MB台のところ500MB超え。PCの起動も12~3秒と速く、CPU性能値以上に速さを体感できる。
今度はベンチマークではなく、実作業時のCPU使用率などをチェック。まずは、Microsoft Edgeを使いYouTubeを視聴。解像度は自動にしたところ480pで視聴を開始。この際、CPU使用率が60%前後、メモリー使用率が70%前後で推移。
ただし、YouTubeなどのネット動画視聴は、常にインターネットに接続しているため、標準で備えているノートンインターネットセキュリティが定期的に通信をチェックを行なった時は、CPU使用率が90%を超え、しばらく100%に張り付きになる場合もあった。
CPUの処理性能に余裕がないため、ネット動画視聴をする場合は、他の作業を同時に行なうと、動作が重くなる可能性が高い。一方、同じインターネットを使う場合でも、ニュースを見るくらいは、ページの読み込みさえ終わればCPU使用率は数%に満たない。そのため、ネットでニュースやブログを見たり、買い物するくらいなら動作が重くなるシーンも少なそうだ。