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T教授の「戦略的衝動買い」 第485回

ドアチャイム一体型ネットワークカメラを衝動買い

2018年06月13日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授、編集●編集部ハシモト

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オートロック付きマンションでは
あまり使う意味がないが……

導入設定が終わったので、さっそくドアカメを玄関ドアに強力両面テープで貼り付けた

導入設定が終わったので、さっそくドアカメを玄関ドアに強力両面テープで貼り付けた

 筆者の住むマンションは、よくあるオートロック式のインターフォンが設置済みの集合住宅だ。来訪客は基本的にマンション1階のインターフォンで訪問する目的の部屋番号をテンキーで押し、訪問先を選択して呼び出す。

 そして、自宅にいる時は居留守を使わない限り住人が応対し、1階にある玄関扉をリモートで開くと、自室玄関まで訪問者は来る仕組みだ。

 こういう仕組みでは、集合住宅全部でドアカムのような仕組みを一括採用しない限り、なかなかドアカメの登板機会は少ない。

 今回は、玄関ドア横には集合住宅の統一規格であるインターフォンが設置されているという前提で、あえて自室玄関先の音声だけのインターフォンに加えてドアカメを並列設置してみた。

 オートロックで目的の家の許可を得て集合住宅内に入ってきた訪問客をドアカメでシカトすることは矛盾するが、今回はそのあたりは無視して、あくまで戸建てやオートロックのない環境を前提で考えた。

 実際にオートロックと連携しない玄関先の個別インターフォンの2段構えになっている集合住宅は多いと思うが、訪問対応に慣れている宅急便業者などは、基本的には全戸に同じように付いている標準的なインターフォンを押すことが一般的だ。

 追加したドアカメを使ってもらえるようになるまでは、訪問者側に少しの時間と慣れの期間が必要だろう。

 一方、全棟で統一された仕様のオートロックインターフォンシステムではなく、玄関先に個別の音声専用インターフォンが取り付けられたような集合住宅や戸建て、アパートではドアカメへの置き換え、追加の貢献度は極めて高いだろう。

 統一規格で先進的であったはずの集合住宅のオートロック映像インターフォンシステムが、新しくドアカメを設置した戸建てにシステム的に一気に抜き去られるイメージだ。

両面テープで玄関のドアに取り付ければ
映像付きインターフォンとして使える

 さて、実際のドアカメの取り付けだが、筆者はドアカメを玄関ドア(鉄製)本体の外側に、かなり強力な3Mの両面テープでくっ付けた。

 この両面テープは、以前、スマカメ180の取り付けベース金具を自室壁面に取り付けるために使用したものと同じで、スマカメ180はすでに取り付けてから半年が過ぎているがビクともしていない。

誰かが玄関の呼び鈴を押した! 早速、手元のスマホには訪問者自身の映像と「見る」「無視」の選択ボタンが表示される。訪問者はかなりカメラをのぞき込んでいるようだ

誰かが玄関の呼び鈴を押した! 早速、手元のスマホには訪問者自身の映像と「見る」「無視」の選択ボタンが表示される。訪問者はかなりカメラをのぞき込んでいるようだ

 実際に玄関ドアに取り付けたドアカメの呼び鈴ボタンを訪問者が押すと、ドアカメに連携したスマホを所持しているユーザーの画面に、現在、ドアカメの前にいる訪問者がアップで投影される。

 スマカメの持ち主が自宅内にいるかどうかはまったく問題ではない。室内ならトイレの中にいる時でも、近所のカフェに出かけている時も、時には日本を大きく離れた海外の出張先ホテルにいてもまったく関係なく来訪者を確認できる。

 画面上に表示されている選択肢は「見る」(応対する)か「無視」のどちらか。見るを選択するとスマホを使ってスカイプのように玄関先に来ている訪問者とリアルタイムの会話ができる。

こっち側のマイクをミュートして観察中。会話するならミュートを切って会話

こっち側のマイクをミュートして観察中。会話するならミュートを切って会話

カメラボタンを押せば写真も撮影できる。ドアカメを切る時は赤いボタン

カメラボタンを押せば写真も撮影できる。ドアカメを切る時は赤いボタン

 ネット電話との違いは、ドアカメは基本的に映像型インターフォンなので、こちらから訪問者を確認、観察することはできるが、訪問者は一切こちらを見ることができず、あくまで単なるインターフォンとして動作することだ。

 訪問者の映像の動画撮影をしたり、覗き見のように、相手に悟られないようにこちら側の音声のミュートも行なえる。

後ほど、こういう訪問者があったというログが写真とともに指定したメールアドレスに送られてくる

後ほど、こういう訪問者があったというログが写真とともに指定したメールアドレスに送られてくる

 会話が終了したら赤いオンフックボタンを押すことでインタフォーンを切断できる。また、実際に訪問者がドアカメの呼び鈴を押した記録(ログ)はその時の画像とともに、指定したメアドに自動的に送ってくれるので事後に来訪に気が付いても大丈夫だ。

同一アカウントで登録すれば、SpotCam-Ringの監視画面もそのほかのSpotCam画面と並列に表示される

同一アカウントで登録すれば、SpotCam-Ringの監視画面もそのほかのSpotCam画面と並列に表示される

 ドアカメはSpotCamシリーズのカメラの1つなので、スマホから見るためのアカウントは同一のクライアントアプリを使用できる。

 そのため、すでにSpotCamを愛用しているユーザーなら、自分のアカウントに新しくドアカメ専用の画面が追加される感覚だ。お好みのSpotCam公開映像なども同列に並べて見られる。

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