麻雀をするなら、昔は煙い雀荘か家庭内で手積みで楽しむしかなかった。現在はネットワーク対戦型の麻雀ゲームもあるし、「AbemaTV」では麻雀番組も放送されているので、もしかしてプレー人口が増えているのかと思いきや、レジャー白書によると、麻雀人口は減少してきているとのこと。とはいえ、それでも500万人近くが楽しんでいるので、一般的なゲームのひとつであることは間違いない。筆者も若い頃は麻雀店で働いていたし、今でも時々打っている。ただし、最近の若い人はフリー雀荘に行くのではなく、仲間内だけ(セット)で楽しんでいるのも珍しくないようだ。
そうなると、必要になるのが集計表。加えて、全員が初心者なら正確な点数計算を出せる計算表も必要になる。このどちらも、無料のiPhoneアプリでこなせるのだ。セットで打つなら、ぜひインストールしておきたい。
まずは「和了の瞳」の使い方を紹介しよう。カメラで撮影したアガリ牌をAIで認識し、点数を算出してくれる。ただし、風牌や芝棒、海底/河底は手動入力する必要がある。
まずはアガった手牌を並べよう。チーやポンなど鳴いた牌もくっつけ、横になっている牌は縦に戻しておく。鳴いた牌は後で指定するので、忘れないように。鳴きの有無は点数にダイレクトに影響するためだ。
アプリを起動したら、即撮影モードになるので、アガり牌に向ければ自動認識してくれる。何回もテストしていると、「中」を「1索」に誤認識することがあったが、通常はほぼ完ぺきに認識し、精度の高さに驚く。
誤認識した場合は、まずその牌を削除し、新たに追加すればいい。対子や暗刻の場合も、繰り返し操作する必要がある。
和了の瞳(麻雀点数計算)
作者:CROSO
価格:無料(アプリ内課金あり)
※アイコン横の文字をクリックでダウンロードページにアクセスします。
続いて、写真からはわからない情報を手動で入力していく。ドラや上がり方、アガリ牌などを選択する。アガったあと、ドラがある限り隣を開いていくといった地獄ルールにも対応可能。東風戦で、芝棒が1本500点というのも設定から変更できる。
すべての条件を入力すると、親番と小番のそれぞれの点数が表示される。ツモならいくらずつ払うかもわかる。これは、役はわかるが点数があやふや、という人たちにぴったりだ。
アプリを起動してから、4回は普通に撮影できるが、それ以降は5分以上の間隔を開けなければならない。通常、そのくらいはかかるので問題はないが、さくっと誰かが上がってしまうと待つ必要がある。その間は、トイレに行くなりスマホをいじるなりすればいい。もし、待つのが気になるなら、アプリ内課金から「使用制限解除」を開き、500円を支払うと連続使用が可能になる。
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