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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第127回

満を持してリリースされた「Google ToDo リスト」アプリを徹底解説

2018年05月14日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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タスクの中にサブタスクを追加して
細かく管理する

 タスクの中にサブタスクを追加することもできる。たとえば「会社を設立する」というタスクを遂行するには、細かい書類を提出するといったタスクも付随する。この細かいタスクをサブタスクとして登録すれば、まとめて管理できるようになる。ごく小規模なプロジェクト管理機能のようなものと考えてもいいだろう。

 タスクの詳細画面で「サブタスクを追加」をタップする。箇条書きでサブタスクを連続して追加していこう。一覧からサブタスクをタップすると、サブタスクにも詳細や期限を設定できる。ただし、サブタスクのサブタスクは作成できない。

 ちなみにタスクの順番は、一覧画面で長押しすると変更できるようになる。さらに、サブタスクから普通のタスクに変更したり、普通のタスクを別のタスクのサブタスクにすることも可能だ。

タスクの詳細画面を開き、「サブタスクを追加」をタップする

サブタスクを追加する

サブタスクの詳細画面で、さらに詳細や期限を設定できる

サブタスクの入ったタスクを作成できた

タスクの順番を入れ替えるには、まずタスクを長押しする。浮いた感じになったら任意の場所にドロップすればいい

サブタスクのあるタスクを、他のタスクの下に追加することはできない

 見逃しに気がついたり、誤操作などで完了済みのタスクを戻したいことがあるだろう。そんな時は、「完了済み」のリストを表示して、チェックを外せばいい。タスクがリストの上部に戻る。しかし、サブタスクであっても普通のタスクとして戻るので、移動作業は必要になる。

 また、サブタスクが追加されている親タスクを完了済みにすると、サブタスクごと完了済みになる。もちろん、その場合も元に戻すと通常のタスクとしてバラバラに戻るのは覚えておこう。

「完了済み」を開き、戻したいタスクのチェックを外す

リストに上部に戻る

親タスクを完了済みになると、サブタスクもすべて完了済みになる

 タスクは、「リスト」でカテゴリー分けできる。たとえば、プロジェクト名で分類したり、ビジネスとプライベートを分けたりできるのだ。画面左下のメニューボタンをタップし、「新しいリストを作成」をタップ。リスト名を入力して、「完了」をタップすればいい。

 そのリストを開いた状態で新しくタスクを作成してもいいし、既存のタスクの詳細画面を開き、画面上部のリスト名をタップして、変更してもいい。

左下のメニューボタンをタップする

「新しいリストを作成」をタップする

リスト名を入力する

新しいリストが作成できた

画面上部のリスト名をタップし、メニューから移動先のリストを選ぶ

タスクを移動できた

 従来と同様、GmailとGoogleカレンダーから「ToDoリスト」としてアクセスすることも可能。ちなみに、以前利用していたタスクは、「○○さんのリスト」というリストにまとめられていた。

 Gmailでは、メールからタスクを作成できるうえ、タスクからその元になったメールもワンクリックで表示できる。どんな流れでタスクが発生したのかをたどれるのは便利だ。ちなみに、従来通りメニューから「ToDoリスト」を開き、小さなポップアップを表示できる。矢印アイコンをタップすれば大きめのウィンドウにすることも可能だ。

 Googleカレンダーでは、画面右上の矢印アイコンをクリックするか、「マイカレンダー」の「ToDoリスト」をクリックすれば利用できるようになる。タスクの追加や完了、削除、リストの操作など、一通りのことができる。「ToDoリスト」にチェックすれば、タスクの期限をカレンダー上に表示されるのも便利。

「その他」メニューから「ToDoリストに追加」をクリック

タスクに登録できた

「関連メール」をクリックすると元メールを開ける

矢印をクリックすると大きなウィンドウで表示できる

GoogleカレンダーからもToDoリストを利用できる

 以上が、「Google ToDo リスト」の使い方となる。TODO管理アプリとしては機能は多い方ではないが、サブタスクは使えるし、GmailとGoogleカレンダーから利用できるという大きなメリットもある。機能自体は昔からあるのでこなれているし、UIもシンプルでサクサク動く。Googleのサービスなので、登録したTODOがずっとなくならないという安心感も心強い。まだ、TODO管理アプリを使っていない人は、ぜひ試してみることをオススメする。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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