個人の好み全開で残りをチョイス
ここからは、筆者の好み全開でチョイスしている。PCの安定動作に大事な電源ユニットは、品質、耐久性に定評があり、実際に別のモデルを長く愛用しているSeasonicから選んだ。
同社製はラインナップが増えているが、毎日10時間近く稼働させるため、電源負荷が低いときも90%の変換効率を維持する80PLUS認証の最上位となるTitanium取得する「PRIME」シリーズの750Wモデル「SSR-750TR」にしている。
ビデオカードはミドルローGPUのGeForce GTX 1050 Tiなので750W電源はオーバースペックで不要なのだが、650W「SSR-650TR」との価格差が5000円だったので、つい「SSR-750TR」を手に取ってしまった……。
コスパで選ぶなら、80PLUS GOLD認証のクーラーマスター「V750 Semi-Modular(RS750-AMAAG1-JP)」やAntec「NeoECO Gold 750W(NE750G)」が狙い目。とくに、NeoECO Goldシリーズは、S社のOEM品というウワサで人気になっており、オススメするショップスタッフも多かった。
ビデオカードはELSAの1スロットモデルに
本構成の用途にビデオカードは必要ないが、3440×1440ドット+2560×1440ドットのマルチ液晶環境なのと、息抜きにライトゲーミングを遊ぶこともあるかと思い、2万円アンダーで購入できるミドルローGPUのGeForce GTX 1050 Ti搭載ビデオカードを選んでいる。
最安価格帯でおなじみのPalit Microsystemsや玄人志向製も魅力だが、ここでは保証期間が2年と長く、マザーボードが備える拡張スロットを無駄にしない、1スロット仕様のELSA「GeForce GTX 1050 Ti 4GB SP」(型番:GD1050-4GERSPT)をゲットした。
ELSA(エルザ ジャパン)の製品は他社と比べると若干割高だが、差額は2年保証の保険料だと思えば、悪くない。サポート面も国内メーカーならではの安心感もある。
メモリーは16GB×2の32GBで
編集作業も安心
全体的に値下がり傾向になっているDDR4メモリー。売れ筋は2万円前後で購入できるDDR4-2666ネイティブ対応の8GB×2枚セットになるが、RAW現像や写真編集に加え、ウェブページを常時タブで10個以上を開き、同時にウェブ動画再生&ブラウザーゲームも開くことを考えると心許ないので、ここでは16GB×2枚セットを選んでいる。
CPUクーラーには1万円前半の
水冷キットを導入
Core i7-8700Kや8700の6コア/12スレッド 4GHzオーバーの安定動作に大事なCPUクーラーには、240mmラジエータを備える簡易水冷キットをチョイスした。
ショップスタッフからは、大型ヒートシンクを備えるサイズ「無限五 リビジョンB」(型番:SCMG-5100)と、3800円前後と手頃な価格で定番CPUクーラーのひとつになっているサイズ「虎徹 Mark II」(型番:SCKTT-2000)をオススメする声が多かった。
実際、当初は空冷CPUクーラーで考えていたのだが、240mmラジエーターやRGB LED内蔵120mmファン×2基を装備し、1万1000円前後のクーラーマスター「MasterLiquid ML240L RGB」(型番:MLW-D24M-A20PC-R1)を紹介され、簡易水冷に変更してしまった。
ストレージはデュアルSSD構成に!
最後はストレージだ。今回は手持ちのSSDを流用しているが、NVMe M.2+2.5インチSSDのデュアルSSDで構成している。
システムと速度が影響するアプリはNVMe SSD、動画や写真などのデータは2.5インチSSDといった感じで使い分けだ。
メインストレージとなるNVMe SSDは、次期モデルが発表され、特価もチラホラ見かけるSamsung「960 EVO」やインテル「760p」、プレクスター「M9Pe(G)」シリーズといったところが狙い目になっている。