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完全自腹! ガチで使うためのPCを自作

手順を把握すれば簡単! 自作PCの作り方

2018年05月04日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII編集部

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個人の好み全開で残りをチョイス

 ここからは、筆者の好み全開でチョイスしている。PCの安定動作に大事な電源ユニットは、品質、耐久性に定評があり、実際に別のモデルを長く愛用しているSeasonicから選んだ。

 同社製はラインナップが増えているが、毎日10時間近く稼働させるため、電源負荷が低いときも90%の変換効率を維持する80PLUS認証の最上位となるTitanium取得する「PRIME」シリーズの750Wモデル「SSR-750TR」にしている。

80PLUS Titanium認証を取得するSeasonicの「PRIME」シリーズ。容量750Wの「SSR-750TR」は3万3500円前後

 ビデオカードはミドルローGPUのGeForce GTX 1050 Tiなので750W電源はオーバースペックで不要なのだが、650W「SSR-650TR」との価格差が5000円だったので、つい「SSR-750TR」を手に取ってしまった……。

 コスパで選ぶなら、80PLUS GOLD認証のクーラーマスター「V750 Semi-Modular(RS750-AMAAG1-JP)」やAntec「NeoECO Gold 750W(NE750G)」が狙い目。とくに、NeoECO Goldシリーズは、S社のOEM品というウワサで人気になっており、オススメするショップスタッフも多かった。

最近、定番になっている80PLSU GOLD認証取得のAntec「NeoECO Gold」。750W「NE750G」が1万1000円前後で、650W「NE650G」なら、9800円前後になる

ビデオカードはELSAの1スロットモデルに

 本構成の用途にビデオカードは必要ないが、3440×1440ドット+2560×1440ドットのマルチ液晶環境なのと、息抜きにライトゲーミングを遊ぶこともあるかと思い、2万円アンダーで購入できるミドルローGPUのGeForce GTX 1050 Ti搭載ビデオカードを選んでいる。

GeForce GTX 1050 Ti搭載ビデオカードのELSA「GeForce GTX 1050 Ti 4GB SP」。貴重な1スロット仕様になる

 最安価格帯でおなじみのPalit Microsystemsや玄人志向製も魅力だが、ここでは保証期間が2年と長く、マザーボードが備える拡張スロットを無駄にしない、1スロット仕様のELSA「GeForce GTX 1050 Ti 4GB SP」(型番:GD1050-4GERSPT)をゲットした。

最安価格帯が多いPalit Microsystemsの「GeForce GTX1050Ti 4GB STORMX」(型番:NE5105T018G1-1070F)。ドスパラ各店で1万8500円前後だ

 ELSA(エルザ ジャパン)の製品は他社と比べると若干割高だが、差額は2年保証の保険料だと思えば、悪くない。サポート面も国内メーカーならではの安心感もある。

メモリーは16GB×2の32GBで
編集作業も安心

 全体的に値下がり傾向になっているDDR4メモリー。売れ筋は2万円前後で購入できるDDR4-2666ネイティブ対応の8GB×2枚セットになるが、RAW現像や写真編集に加え、ウェブページを常時タブで10個以上を開き、同時にウェブ動画再生&ブラウザーゲームも開くことを考えると心許ないので、ここでは16GB×2枚セットを選んでいる。

ヒートスプレッダーを備え、特価品で並ぶことも多いUMAX製DDR4 2666 16GB×2枚セットの「DCDDR4-2666-32GB HS」を選んでいる

CPUクーラーには1万円前半の
水冷キットを導入

 Core i7-8700Kや8700の6コア/12スレッド 4GHzオーバーの安定動作に大事なCPUクーラーには、240mmラジエータを備える簡易水冷キットをチョイスした。

 ショップスタッフからは、大型ヒートシンクを備えるサイズ「無限五 リビジョンB」(型番:SCMG-5100)と、3800円前後と手頃な価格で定番CPUクーラーのひとつになっているサイズ「虎徹 Mark II」(型番:SCKTT-2000)をオススメする声が多かった。

 実際、当初は空冷CPUクーラーで考えていたのだが、240mmラジエーターやRGB LED内蔵120mmファン×2基を装備し、1万1000円前後のクーラーマスター「MasterLiquid ML240L RGB」(型番:MLW-D24M-A20PC-R1)を紹介され、簡易水冷に変更してしまった。

ウォーターブロックとファンにLEDを内蔵するクーラーマスター「MasterLiquid ML240L RGB」。240mmラジエーターで1万1000円前後と安価だ

LEDコントローラーが付属するが、マザーボード搭載のRGB LEDヘッダへの接続と制御が可能になっている

サイズ「無限五 リビジョンB」。5800円前後と高価だが、メニイコアCPUも安心の大型ヒートシンクを採用している

3800円前後の手ごろな価格で冷却性能も十分なサイズ「虎徹 Mark II」。無印8700やCore i5に狙い目だ

ストレージはデュアルSSD構成に!

 最後はストレージだ。今回は手持ちのSSDを流用しているが、NVMe M.2+2.5インチSSDのデュアルSSDで構成している。

 システムと速度が影響するアプリはNVMe SSD、動画や写真などのデータは2.5インチSSDといった感じで使い分けだ。

 メインストレージとなるNVMe SSDは、次期モデルが発表され、特価もチラホラ見かけるSamsung「960 EVO」やインテル「760p」、プレクスター「M9Pe(G)」シリーズといったところが狙い目になっている。

NVMe SSD第1世代のSamsung「950 PRO 512GB」と、インテル2.5インチSSD「545s 512GB」を使用している

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