マルチクラウドでのデータ管理課題を全方位から解決
アジアでは、ソフトウェアとアプライアンスの売上げ構成比がほぼ1対1となっている。「日本でも同様の比率に引き上げたい」と意欲もみせる。
ベリタスでは同社の企業ミッションを「情報のチカラを活用するお手伝いをします」としており、「ベリタスの360度データ管理アプローチにより、ユーザーがマルチクラウド時代でもデータを活用し、データを管理できるように支援する」(ベリタステクノロジーズの大江社長)と語る。
ベリタスが打ち出している「360度データ管理」とは、マルチクラウド時代のデータ管理に関する課題を、全方位から解決することを狙っている。
全社規模のデータを可視化することで、的確な情報に基づく意思決定とリスク軽減を可能にする「データ可視化向上」、アーカイブとディスカバリー機能により訴訟やコンプラインスリスクに素早く対応する「デジタルコンプライアンス」、予測可能な継続性管理と監視を自動化し、ビジネスの中断を防ぐ「事業継続・レジリエンシー」、あらゆるワークロードのバックアップと、リカバリーを可能にし、仮想データコピーへのセルフサービスを提供する「データ保護・活用」、マルチクラウドでのシームレスな移行を実現し、特定ベンダーへの依存を回避する「データ&アプリの移行性」、SDSによってハードウェアの束縛をなくし、コスト削減とパフォーマンス向上を実現する「ストレージ最適化」の6つのソリューションによって実現するものだ。
「2020年度に向けて、マルチクラウドのデータ管理ナンバーワン企業を実現する上では、データ保護と活用、ストレージの最適化、デジタルコンプライアンス対策の取り組みが重要になる」とする。
シマンテックから独立して、1年半以上を経過。その間、10以上の製品を投入し、データ管理分野における存在感を発揮してきたベリタス。データ管理ナンバーワンベンダーから、マルチクラウドのデータ管理ナンバーワンのポジションへとシフトするなかで、急ピッチで体質強化に挑むことになる。
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