512GB/1TB HDDが選択可能。重さ約1.099kgで持ち運び用に最適
モバイルでも大容量SSD、東芝ノートPCがあればデスクトップはいらない
2018年04月07日 10時00分更新
東芝クライアントソリューションのウェブ直販サイト「東芝ダイレクト」で販売中の12.5型ノートパソコン「dynabook VZ82/F」。約1.099kgという重さながら、カスタマイズで16GBメモリー、1TB SSDとハイスペックな構成も可能でメインマシンとしてガッツリ使える1台だ。
今回は、dynabook VZ82/Fの外観を中心にチェックしていく。
軽くて薄い、モバイルに最適なマシン
dynabook VZ82/Fのサイズは、およそ幅299.0×奥行219.0×高さ15.4mm。フットプリントはほぼA4サイズで薄い筐体のため、カバンにもすっぽりと入り、毎日持ち運んでも苦にならない。現在、実際にdynabook VZ82/Fと同じ重さの2016年冬モデル「dynabook VZ62/B」を使っているが、リュックに入れて持ち運んで、パソコンが重いなと感じたことはない。
dynabook VZシリーズの強みは、薄型軽量だけではない。ボディーにはマグネシウム合金、ディスプレーを保護するガラスには「Coming Gorilla Glass」を採用し、堅牢性を実現している。アメリカ国防総省制定の「MIL規格」やドイツの認証機関「TÜV」の耐久テストをクリアしているほか、高加速寿命試験「HALT」も実施。ちょっとやそっとでは壊れないというのを確認してあるのは、モバイルするマシンとしてはありがたい。なお、テストの内容の詳細が気になるという人はコチラをチェックしてみてほしい。
カラバリは、プレシャスシルバーとオニキスブルーの2色を用意。今回試用したのはプレシャスシルバーのモデルだが、ホワイトに近いシルバーで派手さはなく、落ち着いた雰囲気。男女問わず使用していて違和感のないデザインだと感じる。渋い色合いのパソコンがいいなという人は、オニキスブルーを選択するといい。なお、dynabook VZ82/Fは購入時に8GB/16GBメモリー、512GB/1TB SSDが選択できるが、8GBメモリー、512GB SSD搭載モデルはプレシャスシルバーのみとなる。
4つのモードで使える2 in 1タイプ
dynabook VZ82/Fは、回転ヒンジにより「ノート」「タブレット」「テント」「スタンド」と4つの使い方ができる。新幹線や飛行機の席など狭い空間ではタブレットモード、プレゼンなどではテントモード、自宅で動画を観るときはスタンドモードなど、場所や状況に応じて使い分けられるのは便利だ。
また、dynabook VZ82/Fにはアクティブ静電結合方式のスタイラスが付属しており、資料に手書きでメモを追加などができる。ペン先の位置をしっかり認識し、書き心地も悪くないため使い勝手いいなとは思ったが、本体にスタイラスを収納できるスペースがないため、なくさないようにするにはぺンケースなどに入れて持ち運ばなくてはならない。
テレビで培った技術を踏襲
ノングレアだが自然な色合い
dynabook VZ82/Fのディスプレーは、ノングレアパネルを採用している。映り込みやちらつきが少なく目が疲れにくいため、仕事で長時間パソコンをつかって作業する人にはうれしいポイントだろう。
設計段階からディスプレーの特性に合わせて発色パラメーター値を調整し、ディスプレーの色補正を実施している。旅行先で撮影した写真や動画を閲覧したり、動画配信サイトで映画などを観る際に自然な色合いを実感できる。また、hraman/kardonのバスレス型スピーカーを内蔵しているため、ノートパソコンというのを考えると、比較的迫力のある音を楽しめる。出張先などでちょっと映画を観たいなというときなどに音の違いを感じとれるだろう。
バランスのいいキー配列
打鍵感も良好
dynabook VZ82/Fは、12.5型とコンパクトサイズながらフルサイズのキーボードを搭載。おかしなキー配列もなく、よく使うエンターやスペース、左のシフトなどのキーもしっかりとしたサイズが確保してあるので、タイピングしやすい。また、キーに0.2mmのへこみがあるため、指の滑りが軽減される。キーストロークは1.5mmで、打ち心地もいい。故意に強く押さない限りたわまない堅牢性もうれしい。
タッチパッドはクリックボタン一体型。反応はちょうどよく、クリックボタンは押すとカチっと音が鳴るため、操作時に意図せずクリックしてしまったり、誤反応を起こしたりもなかった。また、タッチパッド左上にはWindows Hello対応の指紋認証センサーを装備。登録すれば簡単にサインインできる。
インターフェースは最低限
USB Type-C対応アダプターが付属
dynabook VZ82/Fで唯一気になるのが、インターフェース。USB 3.0端子、Thunderbolt 3端子、マイク入力/ヘッドフォン出力端子のみ。USB Type-C対応のアダプターが付属しており、接続すればUSB 3.0端子、HDMI出力端子、ミニD-sub 15ピン、有線LAN端子が利用できる。しかし、それでもUSB端子は少なく、SDカードスロットも使えないため、写真データを読み込むときなどは少し面倒。薄型軽量モデルなのでインターフェースが少ないのは仕方がないかもしれないが、本体もしくはアダプターにSDカードスロットがあればいいなと感じた。
モバイルするハイスペックマシンにオススメ
dynabook VZ82/Fは、モバイルノートパソコンながら、Core i7-8550Uを搭載するほか、16GBメモリーや1TB SSDといったハイスペックな構成も可能。仕事でバリバリ使うメインマシンとして存分に活躍してくれる1台だと感じる。とくに大容量ストレージのモバイルノートがほしいという人は、dynabook VZ82/Fを検討してみてはいかがだろうか。
Room1048/東芝ID会員(無料)なら、直販価格15万5304円から!
東芝製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。dynabook VZ82/Fの場合、東芝ダイレクトの直販価格は21万1680円からなのだが、Room1048会員(東芝ID)価格は15万5304円(4月6日現在)からとなっている。16GBメモリー、1TB SSD搭載モデルも6万7176円引きで18万9864円(4月6日現在)からだ。
このほかの東芝製ノートもかなりお得な価格になっているため、ノートPCの購入を考えている方は、とりあえずRoom1048/東芝ID会員(無料)になることを強くオススメしたい!
試用機の主なスペック | |
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機種名 | dynabook VZ82/F |
CPU | Core i7-8550U(1.8GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 620 |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
ディスプレー | 12.5型(1920×1080ドット)、ノングレア |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1 |
インターフェース | USB 3.0端子、Thunderbolt 3(USB Type-C)端子、マイク入力/ヘッドフォン出力端子 |
内蔵カメラ | 約92万画素ウェブカメラ |
サイズ/重量 | およそ幅299.0×奥行219.0×高さ15.4mm/約1.099kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |