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打鍵音が小さくカフェなど周りの人がいる環境でも快適作業

大容量&高速SSDとキーボードの高い完成度が魅力の東芝12.5型ノートPC

2018年06月03日 10時00分更新

文● 林佑樹(@necamax) 編集●八尋/ASCII

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「dynabook VZ82/F」

 東芝ダイレクトで販売中の「dynabook VZ82/F」は、360度回転するヒンジにより4つのスタイルで使用できる2 in 1タイプの12.5型ノートパソコンだ。前回は外観や基本性能、インターフェースなどをチェックした。軽量ながら妥協点を極力減らし、モバイルノートパソコンとして魅力的な仕上がりだが、もっとも気になるキーボード入力や実効性能。そこで今回は、dynabook VZ82/Fのインプレッションとベンチマークで性能を確認していこう。

打鍵音が小さくカフェなど周りに人がいる環境でも作業できる

dynabook VZ82/Fのキーボード

 dynabook VZ82/Fのキーボードは、87キーで12.5型にキーピッチ約19mmのフルサイズキーボードを搭載している。変則的なレイアウトは、最上段が主になっており、InsertキーとDeleteキーが右上に並ぶ。バックスペースキー中心であれば気になりにくいレイアウトだが、上記の2キーの位置は慣れるまで少し時間が必要になるかもしれない。

 ただファンクションをみると、InsertやDelete、Home、page up/down、矢印キーが割り振られているほか、ALTキー+カナ/かなキーでローマ字に対応と、ファンクションでの操作系統が重視されている。

 dynabook VZ82/Fのキーは横長で、かつキー中央に0.2mmのヘコみが設けられている。これは指先での探りやすさを狙ったもので、デスクトップ向けキーボードと比べた場合の違和感も少なく、短時間で馴染める人が多いと思う。

 打鍵音は生じにくくなっており、軽く打鍵する程度であれば、音はほとんど発生しないものとなっている。カフェや静かな場所での作業に向いており、会議で議事録を担当するときが多い人などにもオススメ。また多少強めに入力してしまうタイピングであっても、露骨に大きな音はしないため、カフェやオフィスで作業しても周りに迷惑になったりしないだろう。

オフィスワークであれば十分な性能

 では、ベンチマーク結果をみていこう。ベンチマークは、「PCMark 10 v1.0.1493」と「CrystalDiskMark 6.0.0」を実行した。ビジネス向けの判断基準としてはこのふたつで十分であるほか、冷却構造的に長時間のベンチマークを実行したかったのもある。

 結果を先にいうと、オフィスワークであれば十分な結果となった。またCrystalDiskMark 6.0.0も素晴らしいスコアで、体感速度のよさに直結している。SSDの容量が1TBのため、ヘヴィーなファイルを持ち運べるほかファイルの展開も速く、サクサクと相手に資料をみせたい場合にも信頼できるだろう。

PCMark 10の結果。ノートパソコンとしては十分に高い

Samsung製MZVLW1T0HMLH-00000を採用している。CrystalDiskMark 6.0.0のシーケンシャルをみると、カタログスペック通りのスコアとなっている

 気になるのは、PCMark 10を計測したときにファンが高速で回転しだした点だ。dynabook VZ82/Fは通常状態でもファンが高速回転しだすときが結構ある。その分、ノートパソコン形状では、PCMarkの計測直後でもそれほど上昇しなかった。

 では、底面の吸気ファンが塞がるタブレット形状にした場合はどうだろうか。PCMark 10のスコアは、ノートパソコン形状のときと比べてスコアダウンが確認できた。これは、おそらくだがCPUに制御が入っているようで、吸気性能が低下しても問題ないレベルに落としているのだろう。ただその状態でも操作の体感速度に差はなく、ベンチマークのような重いアプリケーションを実行しない限り、気になることは少ないと思われる。またファンの回転数も音も下がるため、飛行機や新幹線の席などで資料を確認したり動画を観たりする際は、タブレット形状にして使用するといいだろう。

タブレット形態にした場合でのPCMark 10。スコアはノートパソコン形状のときと比べて低下した

タブレット形態ではほとんど隙間がなくなってしまう

Room1048/東芝ID会員(無料)なら、直販価格16万6104円から!

 東芝製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。dynabook VZ82/Fの場合、東芝ダイレクトの直販価格は21万1680円からなのだが、Room1048会員(東芝ID)価格は16万6104円(6月3日現在)からとなっている。16GBメモリー、1TB SSD搭載モデルも6万9336円引きで18万7704円(6月3日現在)からだ。

 このほかの東芝製ノートもかなりお得な価格になっているため、ノートPCの購入を考えている方は、とりあえずRoom1048/東芝ID会員(無料)になることを強くオススメしたい!

試用機の主なスペック
機種名 dynabook VZ82/F
CPU Core i7-8550U(1.8GHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 620
メモリー 16GB
ストレージ 1TB SSD
ディスプレー 12.5型(1920×1080ドット)、ノングレア
内蔵ドライブ
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1
インターフェース USB 3.0端子、Thunderbolt 3(USB Type-C)端子、マイク入力/ヘッドフォン出力端子
内蔵カメラ 約92万画素ウェブカメラ
サイズ/重量 およそ幅299.0×奥行219.0×高さ15.4mm/約1.099kg
OS Windows 10 Home(64bit)

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