総延長距離およそ9500km、通信需要増加に対応しネットワーク冗長性の確保
NEC、日本とグアム、オーストラリアを結ぶ大容量光海底ケーブル「JGA」の建設開始
2018年04月04日 17時30分更新
NECは4月4日、日本・グアム・オーストラリアを結ぶ大容量光海底ケーブル「JGA(the Japan-Guam-Australia Cable System)」の建設を開始すると発表した。
JGAは最新の光波長多重伝送方式を採用した総延長距離およそ9500kmの光海底ケーブルで、最大設計伝送容量は毎秒36Tbps。日本・オーストラリアと米国・アジア間の通信需要の増加へ対応し、ネットワークの冗長性の確保、高信頼な通信の実現に貢献するという。通信事業者などで構成されるコンソーシアムが企画・推進し、2019年末に完成する予定。
NECは過去40年以上にわたり海底ケーブルシステム事業を手掛ける海底ケーブルのトップベンダーであり、地球6周分のべ25万kmを超える敷設実績がある。また、深海8000mの水圧に耐えられる光海底ケーブルを日本で唯一製造可能なNECの子会社OCCが本ケーブルの製造を担当している。