「VAIO、法人向く。」の現在を探る 第24回
大は小を兼ねる、それとも小よく大を制す? VAIO Proのモデル選択
11インチの新VAIO Pro PFは、なぜ企業ニーズへの理解がにじみ出た機種と言えるか
2018年03月27日 09時00分更新
VAIO Proを導入しようとしたとき、どのモデルを選ぶべきか迷うことがあるだろう。特に法人専用モデルとして展開している4モデルのうち、モバイル機種である11.6インチ(VAIO Pro PF)、13.3インチ(VAIO Pro PG/PB)は簡単には割り切れない。それぞれのモデルの違いを踏まえて、最適な選択方法を考えてみよう。
サイズを超えた共通化が進むVAIO Pro
従来11インチの「VAIO Pro 11|mk2」と13インチの「VAIO Pro 13|mk3」の違いは単純なサイズ差ではなかった。VAIO Pro 11|mk2にはLTEモジュールとUSB Type-C端子がある一方で、VAIO Pro 13|mk3は、HDMI端子を持ち、2ボタン付きタッチパッドを搭載。16GBメモリーが選択できた。VAIO Pro 11|mk2は2ボタン付きタッチパッドではなかったり、タッチパネルモデルが選択できるのはVAIO Pro 13|mk3のみだったりと、細かな違いで一長一短があり、サイズで選ぶというよりは機能や性能の違いで選択する面もあった。
具体的には、RGB端子だけでなくHDMI端子が欲しいとか、16GBメモリーは必要だとか、拡張性と高性能を重視するなら13インチ。LTEモジュールを搭載したモデルでないと困るなら11インチなど、最低限必要な機能を優先して、11インチにするか13インチにするか決めていたと思う。逆に言えば「11インチサイズが欲しいけど、どうしてもHDMI端子は外せないから、13インチモデルにした」など、本来の希望とは違ったモデルを選ばざるを得ない人もいたはずだ。そういう声を実際に聞いたこともある。
こうした細かな違いは機種選択だけでなく、管理性などにも影響が出る。そのためか企業ユースではVAIOに限らず他社でも、画面サイズは変えつつも性能や機能は共通化していくアプローチが増えてきた。
例えば昨年秋に登場した「VAIO Pro PF/PG」では、どちらにもLTEモジュールが搭載され、メモリーは16GBまで選択できる。タッチパッドも2ボタン仕様でどちらも高精度になった。ボディーデザインも統一性をもたせたことで、外観も中身の面でも差がなくなった。つまり機能を優先して、サイズを捨てるのではなく、単純に仕事のスタイルを考えて大画面を取るか、携帯性を優先するかだけを考えればいいようになっている。
一般的にはサイズの大小はパフォーマンスや拡張性の優劣に紐づくととらえられがちだが、VAIOに関してはそういった制約はないと言っていい。
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