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GPS搭載、オリジナルアプリの開発も楽しそう

ガイドも常駐 Fitbit初スマートウォッチ「Ionic」レビュー

2018年03月05日 09時00分更新

文● 中山 智 編集●飯島恵里子/ASCII

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スマートフォンと連携した状態ならSMSや通話の着信を通知してくれる

 ディスプレーは丸型ではなく四角で、タッチ操作に対応。丸型と比べ無駄なスペースを作らずに情報を表示できるので見やすい。本体左右側面に物理ボタンも配置されており、タッチ操作と組み合わせて使用する。ケース本体は航空宇宙産業にも使われる6000番台のアルミニウム素材を採用し、ガラスはGorilla Glass 3と強度は抜群。水深50mと耐水性能もあるので、スイミングでも利用可能。もちろん汗で汚れたときには、丸洗いできるので、清潔さを保つことができるのもポイント。

バンドの先が動かないように、裏側に留め具がついている

バンドは、根元のボタンを押し込むことで着脱可能

 付属のバンドは樹脂製で、表面には細かな模様が彫られており、無地のバンドのような安っぽさがないのが◎。また余ったバンドが動かないように、バンドの先に金具がついており、バンド穴に挿して固定可能。そのためひっかけてしまう心配が少なく、スポーツ中に手を動かしても外れないのはうれしい。

 バンドは裏のボタンを押し込むと着脱できるようになっている。付属のバンド以外にも、「スポーツ」「レザー」「クラシック」と別売のベルトも用意されているので、ファッションに合わせてベルトの交換も可能だ。

iOSとAndroidどちらにも専用アプリがあり、こちらはiOSのアプリ画面

睡眠時のログもしっかりとれる

 デザインはどこか80年代を彷彿させるレトロな雰囲気。このあたりはPebbleとも近似しているので、Pebbleのデザインが気に入っていたユーザーにはうれしいところ。OSはオリジナルの「Fitbit OS」で、iOSとAndroid、Windows搭載デバイスに対応。各デバイスに専用のアプリをインストールすることで連携でき、スマートフォンの通知などを転送できる。

個人的にはWindows版のアプリもあり、PCからもデータを管理できるのはうれしい

ホーム画面からディスプレーをスワイプすると、アプリ一覧が現れる

Stravaがプリインストールされているのはうれしい。右上の「天気」をタップすると現在地の天気が表示される

 オリジナルOSのため対応アプリは少ないが、アプリ開発者向けにSoftware Development Kit(SDK)を提供されており、Webベースの開発環境「Fitbit Studio」からアプリの開発が可能。これはPebbleが開発したもので、ウォッチフェイスのカスタマイズ機能などにも対応している。今後のアプリ増を期待したいと共に、プログラミングができるユーザーならオリジナルアプリの開発に乗り出すのも楽しそうだ。

バンド装着時の重さは約46g

 電子マネー機能など日本では未対応の機能もあるが、Pebbleユーザーにとっては馴染みのあるデザインや開発環境がうれしく、フィットネス好きのユーザーにとっては、自動計測や単体で動作する機能がありがたいスマートウォッチに仕上がっている。


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