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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第547回

同じ感じでつい……猫を撮っている人を撮る

2018年02月17日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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猫を撮るための不精だけど高度な(!?)テクニック

白いこじゃれたコンデジでふさふさの猫を撮ってるの図。背景に見える高低差が尾道っぽい(2015年9月 富士フイルム X-T10)

白いこじゃれたコンデジでふさふさの猫を撮ってるの図。背景に見える高低差が尾道っぽい(2015年9月 富士フイルム X-T10)

 お次は尾道の猫。ベンチの上でポーズを取ってくれたのでちょっと腰をかがめるだけで撮れる。この真っ白なコンデジがいいですな。

 そして究極の無精撮影がこちら。

これは可動式モニターならではの技。ローアングル撮影時の親指シャッターは基本です(2015年11月 オリンパス Stylus 1s)

これは可動式モニターならではの技。ローアングル撮影時の親指シャッターは基本です(2015年11月 オリンパス Stylus 1s)

 私もよくやるんだけど、モニターを開いて上から見えるようにし、右手の親指でシャッターを押すように握れば、猫のローアングル撮影である。

 これを覚えると猫をいろんなアングルで撮れるのでお勧め。

 さていうまでもなく、今一番使われてるカメラがスマートフォン。

 人なつこい猫ならスマートフォンで十分寄って撮れる。

ベンチの下にきれいなキジシロの、まだ若い猫がいたのだがなかなかこっちを向いてくれなかったのである(2015年9月 富士フイルム X-T10)

ベンチの下にきれいなキジシロの、まだ若い猫がいたのだがなかなかこっちを向いてくれなかったのである(2015年9月 富士フイルム X-T10)

 尾道にて。お土産品をいっぱい持った観光客の方、猫を見つけて思わずスマートフォンを構えたものの、猫はなかなかこっちを向いてくれず、だんだん左腕が疲れてきたの図である。

 もうひとつ、スマートフォンで猫を撮る姿を。

ピントは手前の猫にあってるのだけど(本来はそっちを撮ろうとした写真なので)、背景にぼけて映ってるiPhoneに注目。猫を撮るときに便利なiPhone逆さ撮りなのだ(2015年9月 富士フイルム X-T10)

ピントは手前の猫にあってるのだけど(本来はそっちを撮ろうとした写真なので)、背景にぼけて映ってるiPhoneに注目。猫を撮るときに便利なiPhone逆さ撮りなのだ(2015年9月 富士フイルム X-T10)

 彼女が持ってるiPhoneをよく見ると、ちょっとヘンでしょ。

 レンズが下にきてる。

 このiPhone逆さ撮り技、猫を撮るときいいのである。

 レンズが下にくるため、その分低い位置(つまり猫目線に近い高さ)で撮れるのだ。

 かくして、一眼レフからミラーレス一眼、コンデジからスマートフォン&タブレットまで、しゃがんで猫を撮る人の姿を集めてみたわけだが、こうしてみると猫を撮ってる人のちょっと丸くなった背中っていいよねえ。

 同意してくれる人が10人くらいはいるんじゃないかと思う。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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