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飛行機のプロペラが変な形になるローリングシャッターならではの現象も抑止

パナソニック、高速移動物体も歪まないCMOSグローバルシャッター技術を開発

2018年02月14日 13時30分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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従来型のCMOS撮像素子(左)と新開発したCMOSグローバルシャッター技術(右)

 パナソニックは2月14日、3600万画素/60fpsの高速フレームレート読み出しが可能かつ高飽和/感度変調機能を持つグローバルシャッター撮像が可能なCMOSイメージセンサ技術を開発したと発表した。

 8K撮影が可能な有機薄膜撮像素子で、60fpsの撮影のほかゲイン切り替えによる高感度モード/高飽和モードが可能。さらに有機薄膜に加える電圧制御によって無段階のNDフィルター機能を実現できる。

8K撮影サンプル

 これまでのグローバルシャッター型センサー(全画素同時に電荷読み出し)では、フォトダイオードと電荷蓄積容量を同一画素に設ける必要があったため、高解像度と明るいシーンでの撮影特性の両立に問題があった。また、CMOSで一般的なローリングシャッター型センサー(素子内の上から順次電荷を読み出す)では、高速で移動する物体やカメラをパンした際に画像が歪むという問題がある。

グローバルシャッター技術を用いることで、ローリングシャッターにおける高速でパンした場合の映像が歪みを避けることが可能となる 

 パナソニックは、電荷蓄積と読み出しを行なう機能をそれぞれ完全独立に行なう構造を採用。回路部も配置して高速なノイズキャンセル技術、高飽和化を実現する技術を搭載している。素子の電荷が飽和する限度をカメラ側から制御できるため、明暗の差が大きなシーンにも白飛びや黒つぶれを抑えた撮影が可能となる。

 パナソニックでは、業務放送用カメラや監視用カメラ、産業検査用カメラ、車載用カメラなど幅広い用途に提案するとしている。

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