MM総研は2月13日、2017年1月~12月の国内携帯電話端末の出荷台数調査結果を発表した。
フィーチャーフォンやスマートフォンの総出荷台数は、前年比3.6%増の3735.4万台。2012年の4375万台から減少が続いていたが、5年ぶりに増加した。スマートフォンの出荷台数は3199.4万台で、2012年の3042万台を抜いて過去最高の出荷実績となった。
スマートフォン出荷台数をMNO端末とSIMフリー端末別にみると、MNO向け出荷台数が前年比8.5%増の2903万台、SIMフリーは11%増の296.4万台。MNO端末は新料金プランや新シリーズ導入の効果により、特に中~低価格帯のAndroidスマートフォンが好調とのこと。
フィーチャーフォン出荷台数は19.3%減の536万台。2000年以降の出荷統計では、2016年に引き続き過去最低を更新。3年連続での約2割減となっており、2014年の台数からは半減している。
総出荷台数におけるスマートフォンの出荷台数比率は前年比4.1ポイント増の85.7%、フィーチャーフォンは4.1ポイント減の14.3%となった。また、スマートフォンの出荷台数に占めるSIMフリー比率は9.3%で、0.2ポイント増加した。
2017年のメーカー別出荷台数シェア1位は2012年以降6年連続でAppleで、出荷台数は前年比2%減の1558.9万台で総出荷台数に占めるシェアは41.7%。2位はシャープで、479.6万台と前年比44.6%増加し、シェアは12.8%に広げた。3位はソニーモバイルで前年比3.9%減の431.3万台で、シェアは11.5%となった。