いよいよ「かんたん取引入力」で実際に取引内容を入力します。
最初に「売上(収入)」を記録します。小売店や飲食店のようにレジで代金を受け取る場合は、売り上げが発生したつどになりますが、気をつけなければならないのは、請求書等を発行して後日振込や現金を受け取る場合。これは「売掛取引」となるのです。
少々面倒ですが、仕事の発生時(納品時)と回収時(入金時)の2回入力する必要があります。私のようなフリーライターもこの方式で入力していますが、代金の回収予定日を把握し、きちんと入金されているかどうかチェックもできますので、取り引き先とのやりとりに合わせて納品書を送ったら、入力するように心がけましょう。支払いを忘れられていた……ということがあっても、すぐに気付くことができます。入力項目は少ないので、時間はかかりません。
レシートを写真撮影するだけで入力する機能も! 支出の入力
領収書やレシートを元に、経費を入力します。ここではフリーライターの場合についてご紹介します。
フリーライターは仕入れなどがないので入力は簡単。「旅費交通費」「水道光熱費」「消耗品」といった勘定科目を選び、登録していくだけです。現金取引をした手書きの領収書やレシートなどの場合はひたすら入力するしかありませんが、スマート取引取込を利用すれば、銀行明細やクレジットカードの明細は取引データを自動で取り込んで自動で入力、仕訳するので、とても簡単で時間も短縮できます。
エリアの左下にある 「同じ取引を続けて登録」チェックボックスにチェック入れてから取引を登録すると、登録後、入力内容を全てコピーした状態から次の入力を始められます。レシートや領収書は取引の種類ごとにまとめておくと、連続して入力できるので便利です。
金融機関からダウンロードした入出金明細ファイル(CSV形式)を使って、取り込むこともできます。事業用の口座を専用につくり、ここで一気に取り込むと入力作業が激減します。








