HMDがセットになったPCも発売 VRをより手軽にはじめられる
デルはVRゲームの普及には、HMDなど各種機器が対応するPCの低価格がポイントと考えており、VR対応の第8世代のインテルCoreプロセッサーを搭載したInspironゲーミングデスクトップPCを799ドルから提供することをアナウンス。
今後はより手軽にVRゲームが楽しめるようになり、普及に弾みがつきそうだ。
またデルはPCメーカーとしては初めて、コンシューマー向けに「HTC Vive」の販売を開始することも発表。ゲームPCとHMDを合わせて購入することでVRゲームを手軽にはじめられるため、導入のハードルがさらに下がりそうだ。
ALIENWARE グローバルマーケティングディレクターを直撃!
ゲーミングPCに重要な4つのこと
こういったデルのゲーミングPCへの取り組みについて、ALIENWARE グローバルマーケティングディレクターのクリス・サトフェン氏に話を伺うことができた。
まず「Alienware Software Command Center」について、サトフェン氏は「Alienware Software Command Centerを導入することで、メーカーなどが違うゲームでもライブラリーとして1つにまとめて管理できるのがポイント」と説明。
さらに「ハードウェアのコントール、特にキーボードやマウスのLEDは1680万色の組み合わせでカスタマイズできるようになった」と話している。
またゲーミングPCについて、一般的なPCとはどういった違いがあるのかという質問には「ゲーミングPCを企画する上で、重要なことが4つある」とし「1つは特徴的なデザイン、2つ目はパフォーマンスに優れていること。3つ目は革新性。そして4つ目は品質」とのこと。
最近では「Max-Q」デザインのように、薄型で機動性のあるゲーミングPCも登場しているが、サトフェン氏は「非常に難しい問題で、小型化を目指すとパフォーマンスが犠牲になることも。ゲーミングPCでいちばん重要なことは快適にゲームができること」と語った。
日本ではゲーミングPCの市場がまだまだ小さい点については「東京ゲームショウなどで日本に行くこともあるが、PCゲームも徐々に広がってきているように思う」とのこと。
さらに「デルのビジネスの中で、ゲーミングPCがどれくらいの規模であるか数字では説明できないが、重要な事業であることは確かで、それは年々大きくなってきている」と説明。
日本でもe-Sportsが徐々に浸透しつつある状況なので、海外市場と同じく日本でもゲーミングPCの市場が大きくなりそうだ。
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