2017年最後の「這いつくばって猫に近づけ」。毎年恒例になりつつある、お蔵出しで締めくくりたい。
この連載、毎回何らかのテーマでもって猫写真をピックアップしてるわけだが、ひとつにまとめるには難しいテーマってのもあるわけで、そういうのはお蔵入りしちゃうのだ。
でももったいないよね、といって引っ張り出すのが年末の行事。
まずは塀の隙間から顔を出した猫。
塀の上の猫って珍しくないんだけど、ここのおうちの塀って、門のとこだけが高くて、他は塀+生け垣(といっていいのかな、これ)で高さを合わせてたんである。で、なぜか1ヵ所だけ塀に切り欠きがあって、そこにきれいに猫が収まってたのだ。
このときコンデジしか持ってなかったのだけど、あまりにうまく隙間を埋めてたのがおかしくて思わずカメラを向けて撮ったのがこちら。題して「塀の隙間埋め猫」。
次は「暗渠猫」。ちまたでは地形散歩や暗渠(あんきょ)散歩がひそかに流行っているようで、暗渠ってけっこう猫に出会うスポットであるのだが、今年はいい暗渠猫に遭遇できなかったのである。
写真がたまったら暗渠猫をテーマにやろうかと思っていたら年末になってしまった。なのでここで。
道路の片側にやたら広い歩道があるとき、しかもその歩道が横長のコンクリートの板で構成されていたら、たぶん水路跡。ここはかつて小さな川だった場所で、宅地になる前は田圃だったようだ。
そんな暗渠で出会ったサビネコ。
これは暗渠っぽさを優先して撮った写真。冒頭写真はほぼ同じ場所から、猫を優先して望遠で撮った写真。こういうとき、どっちを優先にするのか悩むところ。
3番目は「オーバーハングベッド猫」。
うちの猫は猫なので箱に収まるのが好きなのだが、その箱がちゃんと安定した場所に置いてあるか、なんて気にしないのである。たぶん気にしてない。そこに箱があれば入るのだ。
そして箱の隅にあごをちょこんと乗せてくつろぐのである。ああ、そっちに体重かけるとあぶないよ、と思うのだが彼はわかってるのかわかってないのか気にしないのであった。
思わずローアングルで撮影。
4番目は「ペットボトル猫」。
昔、猫避けに水の入ったペットボトルを置く、ってのが流行ったじゃないですか。今でもたまに見かけるのだけど、これ、猫には何の効果もないようで。
まあ、違う意味で水の入ったペットボトルを並べているところはあるけど(駐輪除けとか、何かの重しがわりとか)、今回は、家と家の間にペットボトルをずらっと並べておいたのだけど、とりあえず猫には効果がなかったね、という写真。
猫の奥に倒れかけたペットボトルがずらりと並んでるさまはなかなか壮観でありました。

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