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買って損しないイヤフォン「MA Wireless」は低価格モデルの方がいいかも

2017年12月10日 12時00分更新

文● 四本淑三

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音質とライフスタイルのどちらを取るか

 さてMA Wireless、750、650、どちらにすべきか。もちろん音なら値段の高い方がいいに決まっている。ミッドハイにざらついた印象の残るMA650 Wirelessに比べ、MA750 Wirelessはそうした癖はない。ボトムからの量感、空気感のようなものも、MA750 Wirelessが優っている。

 個人的なことを言うと、実は普段からワイヤードのMA750を使ってきた。ただ、グレーのごわついたケーブルだけは、なんとかならないものかな、と思っていた。それがBluetooth化でごっそりなくなってしまったのだから、これに勝るものはないと思っている。

 ところが気づいてしまったのだ。首からぶら下げる以外にも、ルーズな使い方を許してくれるのが、ネックバンドの良さであるということを。特にRHAの製品は、寝転がっても使える点が素晴らしい。今までの硬いネックバンドでは痛いし、うっかり眠って寝返りを打ってしまうと壊れそうだし、そうはいかなかった。

 となると、イヤフォンの着脱も簡単な方がいい。イヤーハンガーはちょっと面倒くさい。多少の音の癖なら目をつむっても、いや耳を塞いでもいい。そこでMA650 Wirelessとの勢力関係がイーブンになってしまうのだ。

 音を取るか、イージーさを取るか。どちらを選ぶにしてもバーゲンプライスなのは確かで、損をしない買い物なのは間違いない。

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著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)

 1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

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