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買って損しないイヤフォン「MA Wireless」は低価格モデルの方がいいかも

2017年12月10日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 ヘタをすると1万円台で買えてしまうBluetoothイヤフォンが、ここまでの性能を持っている事実にびっくり。

 英国RHAの最新イヤフォン「MA750 Wireless」は、同社のプレミアムモデル「MA750」シリーズをBluetooth化したもの。先にデビューした「MA650 Wireless」の上位モデルに当たり、できの良いBluetoothサーキット内蔵のネックバンド部を共用しつつ、高性能化を図ったものだ。

 MA750 Wirelessの標準的な価格は、税込で2万1490円。販売店によっては1万7000円台の価格を付けているところもある。ちなみに3ボタン式コントローラー付きのワイヤードモデル「MA750i」は、税込価格で1万6092円。その差し引き額をBluetooth対応のアップチャージと考えれば、かなりの割安価格とも言える。

 先にレビューした下位モデルのMA650 Wirelessは1万円台前半で売られている。場合によっては差が5000円程度しかない。そこで今回は、どちらを選ぶかも含めて考えていきたい。

ハウジングは削り出しステンレス

 デザインの特徴は、まずノズルに向かってテーパーのかかった「エアロフォニック」と呼ばれるハウジングにある。メーカーでは音響面での効果を挙げているが、全体的に偏平で高さがなく、耳の外に飛び出す部分が少ない。そのためイヤフォンの重心も、支点である耳穴に近く、歩く、走るといった上下の動きが加わっても、不必要に振られにくい。

 ハウジングの素材は削り出しのステンレス製で、コントローラーやネックバンドの両端にも、同じ質感の金属を配し、デザインの統一感を演出している。今までありそうでなかった、つや消しの銀と黒の組み合わせ。これはなかなかカッコいい。

 ちなみにイヤフォン本体はMA750シリーズと同じはずだが、ワイヤレス化されて、IPX4の防滴性能がスペックに追加された。しかしながら外観からそれとわかるような違いは見られない。

ワイヤレスとしての機能バッチリ、バッテリーも余裕

 ペアリングは手動操作のほか、NFCにも対応。複数の機器を同時に使えるマルチポイント接続にも対応している。例えば、PCで音楽を聴いている間に、スマートフォンに着信があればそのまま応答。あるいはウォークマンの再生中に、iPhoneのSiriを呼び出し天気予報を聞く、といった使い方ができる。

 ネックバンドの右側に、着信を知らせるバイブレーターを内蔵。振動の強さ、伝わり具合は程よい感じで、突然首の後ろ側を揺さぶられて、ぎえーっ、と飛び上がるようなこともない。

 通話品質も良好。ネックバンドにマイクを内蔵した製品は、見た目はスマートであっても、マイクが口元から遠く、相手に声が伝わりにくいこともある。RHAの製品は普通のイヤフォン同様、マイク内蔵コントローラーが右ケーブルの途中に付いているだけ。しかし、この方が口元にマイクが近く、声も伝わりやすいようだ。

 Bluetoothのオーディオコーデックは、SBCのほか、高音質なAACとaptXに対応。aptXで接続できる機器なら、より低遅延で再生できる。動画再生時の音声ズレが少ないだけでなく、キータッチやクリックのようなリアルタイムの操作音も、ごく短いタイムラグで返ってくる。

 本体の充電は付属のUSBケーブルで。イヤフォン側の端子はUSB Type-C。microUSBと違い、端子の表裏を気にせず接続できるのがいい。フル充電されたバッテリーの連続音楽再生時間は、約12時間。他メーカーのネックバンドタイプが6?8時間程度であることを考えると、かなり余裕がある。

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