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秋のヘッドフォン祭 2017 第3回

コルグの開発中技術

音の世界に入れる新技術「Acoustage Sphere」ヘッドフォン祭で体験

2017年11月04日 05時30分更新

文● 貝塚/ASCII

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コルグが「Acoustage Sphere」の先行体験を実施中

 中野サンプラザで開催中の「秋のヘッドフォン祭2017」では、コルグが「Acoustage Sphere」の先行体験を実施中だ。

「Acoustage Sphere」とは何か?

 一般的なモノラル音源から、広い音場感を生成し、小さなスピーカーから出力しても、明確な定位感を得られる技術「Acoustage」を発展させ、左右だけでなく上下にも音を定位させることができる技術。

 体験会場ではPCにインストールされた専用音源をコルグの据え置き型DAC内蔵アンプ「DS-DAC-10R」を通して試聴できる。

 バイノーラル録音された音源にも通ずる部分があるが、それよりも音はクリアーで、定位感も強い。品質の高いヘッドフォンで聴くと、まるで「その場」にいるかのような感覚が得られ、様々なコンテンツに応用できるように感じた。

コルグの据え置き型DAC内蔵アンプ「DS-DAC-10R」を通して試聴できる

 DAWや動画コンテンツなどでの利用が想定され、現在は製品化に向けて開発中という。体験会はアンケート形式で行われ、試聴後には「左右上下をどのくらい感じたか」をボードに貼り付けて採点する。「左右を強く感じ、上下もわかる」評価が多く集まっているようだった。

 新技術に興味のある読者はぜひコルグの体験ブースへ足を運んでみよう。

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