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ちょっと気になる! 小便利そうな周辺機器レビュー 第76回

約5000円の3DイヤホンでVRコンテンツやゲームなどが楽しい!

2017年09月23日 15時00分更新

文● 織野至

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映画やゲームとの相性がいい3Dサウンド

 上海問屋の説明によると、HDSSの特徴は以下の3つだ。

  • 歪みのない正確で自然なサウンドの再生
  • 3Dサウンドによる自然な臨場感の実現
  • 心理的ストレスの緩和(聴き疲れしにくい)

 設定された位置から音がするように聞こえやすく、自然で疲れにくいとなるわけだが、おおむね、そんなインプレッションを得ている。

 VRコンテンツの場合、バイノーラル録音したものもあるが、音源の位置は明瞭だし、ある程度の距離感もちゃんとある。またバイノーラル録音でないものでも、同様に立体的な刺激を聴覚に受けるため、没入度も上昇しやすい。

 映画やゲームとも相性がよく、爆発音は大きく広がるし、そんな状況下でもセリフはちゃんと聞こえてくる。

 苦手、もしくは好みが分かれそうなのはヴォーカル曲で、ヴォーカルの音声が沈むケースもあったが(もちろん、そうでない曲もあった)、リズムゲームについては、妙な相性の良さを感じた。SEと曲が重なって邪魔という感覚をほとんど覚えなかったからだ。

ケーブル表面も処理が施されており、移動しながらの場合でもスレ音が気になりにくい

ケーブル表面も処理が施されており、移動しながらの場合でもスレ音が気になりにくい

パッケージを開くと、なぜか妙に日本的な模様である

パッケージを開くと、なぜか妙に日本的な模様である

 PCゲームを試してみると、FPSの場合、マザーボードに用意されている立体音響機能とももちろん相性がいい。真後ろからの音も分かりやすいし、銃撃と被りがちな足音も聞こえやすい。

1万円以下でゲーム用イヤホンが欲しい人は要検討

 と、いいことずくめなのだが、音質については普通のものより少しいいくらいな印象であるため、人によっては特定用途用として聞こえてしまうかもしれない。

 とりあえず、1万円以下でゲームなどを楽しむイヤホンが欲しいと考えているのであれば候補に入れてもOKだ。

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