ソニーは9月1日、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット RX0」(DSC-RX0)を発表した。10月27日発売予定で予想実売価格は8万6500円前後。
これまでのRXシリーズの高画質技術を防水、堅牢性を持った手のひらに収まる小型ボディー(幅59×奥行き29.9×高さ40.5mm)に凝縮。雨天時や水深10mまでの水中、ホコリの多い場所など、さまざまなシチュエーションで高画質な撮影ができる。
アクションカムとは異なり、ウェアラブルという使い方は想定していないとのこと。このため手ブレ補正機能は搭載しておらず、あくまで高画質な写真が撮れることが特徴となる。
撮像素子には積載型CMOSセンサーである1型のExmor RSセンサー(有効1530万画素)を搭載。レンズにはZEISS テッサ― T* 24mm F4.0レンズを採用する。
連写速度は最大16コマ/秒で、感度はISO 12800まで設定可能。特殊撮影機能の「ピクチャーエフェクト」や写真仕上げ機能の「クリエイティブスタイル」といったものも利用可能だ。
背面には1.5型(23万画素)のモニターを搭載し、ライブビューの確認が可能。また、メニューボタンを押せば従来のサイバーショットと同様のメニューが表示され、詳細なカメラ設定が行なえる。
動画はフルHDでの撮影に対応。4KについてはHDMIのスルー出力が可能で、外付けのレコーダーなどを組み合わせることで記録できる。
無線LANを内蔵しており、スマートフォンアプリ「PlayMemorys Mobile」からリモート操作が可能。それだけでなく、最大5台のカメラを1台のスマホから一括操作できる。
なお、2018年1月に予定しているアップデートにより、さらに多くの台数のカメラが一括操作可能になるとのこと。また、同じく1月に有線接続モジュール「カメラコントロールボックス」も発売する予定だ。
見た目は完全にアクションカメラなのだが、実際に触ってみると、1.5型の小さい画面に設定メニューがぎっしり表示されるところなどはサイバーショットそのもの。マイクロ化した高級コンデジと言える製品だ

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