シャオミのスマートフォンに、復調の兆しが見えています。IDCなどの調査によると、2017年第2四半期(4〜6月)のスマートフォン出荷台数は久しぶりに世界5位に入りました。
ここ1〜2年は苦戦が続いていましたが、実はこの間にシャオミはスマート家電などさまざまな関連製品も開発していました。
それだけではなく、スマートフォンとは一見無関係とも見える製品も数多く出しているのです。夏休みも終わりに近づいてきましたが、今回はそんなシャオミの旅行関連用品を見てみましょう。
まずは荷造りからはじめよう!
Bluetoothでつながるスマートスーツケースとインナーバッグ
まずは、合金のスーツケース。Bluetoothを内蔵しているのでスマートフォン連携もできます。「90分」ブランドの金属スーツケース(20型)はIFデザインアワードも受賞した、ルックスにも優れた製品です。
Bluetoothは鍵の自動ロックに利用。スマートフォンとスーツケースが3m以上離れると、自動的に鍵がかかるのです。なお、鍵を開けるためにはスーツケースから1m以内に近寄る必要があります。
本体は航空機にも使われるマグネシウム・アルミニウム合金を利用。144kmの走行耐久テストをパスしたキャスター、4段階に収縮するハンドルなど耐久性や使い勝手にも優れています。
価格は1999元(約3万2900円)、素材とロック機能を考えれば納得できるでしょう。しかし、せっかくならどこかにシャオミのロゴが型押しされていたらいいのですけどね。
このスーツケースに入れるものは、インナーバッグに収納したいもの。そんなインナーバッグも同じ90分ブランドから出ています。22×15.5×9cm、小物も入るファスナー式のポケットもあり。価格は39元(約640円)なのでグレー、オレンジの2色を買ってもいいでしょう。
そして、洋服などを整理する袋には、シャオミのお店で買った商品を入れてくれる「Mi」ロゴ入りのビニールバッグが便利ではないでしょうか。
値段はわずか1元(約17円)です。これは10枚くらい買っておくといいでしょう。普段人にものをあげるときなども、この袋を使うのもいいですね。
旅行先では必須の自動式折りたたみ傘と軽量バッグ
ところで、旅行先で急な雨に降られると困りますよね。ならば、折りたたみ傘も持って行きたいもの。シャオミのスマートホーム製品ブランド「MiJia」からは、自動式折りたたみ傘が出ています。
ワンタッチで開くだけではなく、閉じるときもボタンを押すだけ。防撥水処理された布を使っているので、ひと振りで雨を振り払うこともできます。99元(約1630円)は悪くない値段です。
さて、ホテルに着いたら身軽な格好で外出したいですよね。シャオミはアウトドアにピッタリな軽量素材のバックパックも出しています。
色は黒、赤、青の三色。上部を開けたままでも背負えるので、テニスラケットなどもはいります。もちろん普段の街歩きにつかうのもいいでしょう。39元(約640円)とこれもお値打ち価格です。
スマホに加えてトランシーバーもシャオミでそろえられる
また、海や山へ行くときは携帯電話の電波がつかみにくいこともあります。そんな時は1対1で通話できるトランシーバーがあると役に立ちます。
街中でも1〜5kmの距離で通じますし、ビルは30mの高さまで届くとのこと。そして、車で移動中も500m〜2kmの間で利用できますし、海上ならば4〜10kmとかなり遠くまで通じます。
3時間の充電で17時間の利用が可能。充電端子はマイクロUSBなので、スマホと別の充電器を持つ必要はないでしょう。そして、FMラジオのチューナーも内蔵しているので、ラジオとしても利用できます。
電波出力などの関係で中国以外の国では使えないと思われますが、逆に中国へ行くときはこれを持っていけば携帯電話回線の補助として使うことができるわけです。
本体カラーは黒と白ですが、外で使うことを考えると黒を選んだ方がよさそう。1台あたり249元(約4100円)、セットで買うと488元(約8030円)とちょっとだけ割引になります。
歯ブラシもシャオミ印
中国や台湾などで手に入れよう!
さて、ホテルに戻って夜は寝る前にしっかり歯磨きしてすっきりした気分で眠りにつきたいもの。
シャオミの電動歯ブラシはスマートフォンアプリで歯ブラシの動きをコントロールできます。本体は充電台が必要なものの、USB給電に対応するのでモバイルバッテリーからも充電可能。普段の自宅と同じ磨き心地を、旅先でも味わえるのです。
シャオミの製品販売店「小米之家」は中国各都市の他、台湾や香港などの周辺国にも広がっています。
ですが、すべての製品が販売されているのはまだ中国のみ。ここまで旅行関連製品があるのならば、各国の空港にある無印良品の「MUI to GO」のように、専門店を出してもいいかもしれません。シャオミの「非・スマホ製品販売店」ならば、日本への展開もできるかもしれませんね。
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