このページの本文へ

コスパ&デザイン抜群! 日本HPの3Kタブ「HP Spectre x2」の実力を探る

2017年08月14日 10時00分更新

文● 高橋量、編集●ハイサイ比嘉

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

熱によるパフォーマンス低下が見られる

 続いては、「HP Spectre x2」のベンチマーク結果を紹介しよう。試用機のスペックは、下記の表のとおりだ。

試用機の主なスペック
CPU Core i7-7560U(2.40GHz)
メモリー 16GB
ストレージ 1TB SSD

 まずは「CrystalDiskMark」でストレージのアクセス速度を計測したところ、シーケンシャルリード(Seq Q32T1)で3155MB/秒と非常に優れた結果となった。転送速度が1秒間に3GB以上は相当高速だ。実際にはこの速度でファイルをコピーおよび移動ができるわけではないが、ファイルアクセスの速度については期待していいだろう。

「CrystalDiskMark」によるストレージのアクセス速度計測結果

試用機ではサムスン製の「PM961」1TBモデル(MZVLW1T0HMLH)が使われていたが、出荷タイミングによっては異なるSSDが使われている可能性がある

CPUの計算性能を測定する「CINEBENCH R15」

 CPUの計算性能を測定する「CINEBENCH R15」では、マルチコア性能を表わす「CPU」スコアが「330cb」だった。筆者がこれまでに計測してきた結果を参照すると、このスコアはCore i7-7500Uと同程度。「HP Spectre x2」にはCore i7-7500Uよりも高性能なCore i7-7560Uが使われているので、なんらかの要因によってパフォーマンスが低下している可能性がある。

「CINEBENCH R15」ベンチマーク結果

「CPU-Z」によるCore i7-7560Uの詳細情報

メモリー容量は16GBと大きいものの、旧世代のDDR3が使われていた

PCの総合的な性能を評価する「PCMark 8」「PCMark 10」

 PCの総合的な性能を評価する「PCMark 8」および「PCMark 10」を試してみたところ、一般的なCore i7搭載モバイルノートに比べて遜色ない結果となった。ただ、上位のCPUが使われている点や16GBメモリー/爆速SSDを搭載しているのであれば、もう少しスコアが伸びてもいいのではないかとは感じる。

「PCMark 8」の「Home accelerated」ベンチマーク結果

「PCMark 8」の「Creative accelerated」ベンチマーク結果

「PCMark 10」ベンチマーク結果

総合的な3D性能を計測する「3DMark」

 総合的な3D性能を計測する「3DMark」の結果は以下のとおり。筆者の観測範囲内では、Intel HD Graphics 620内蔵のCore i7-7500Uとあまり変わらないスコアだ。内蔵グラフィックス機能に上位のInte Iris Pro Graphics 640を搭載していることを考えると、この結果には少々不満がある。

「3DMark」ベンチマーク結果

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン