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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第109回

Windows 10に必ず入ってるクラウドストレージ「OneDrive」をスマホで徹底活用!

2017年08月05日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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iMessageからOneDriveにアクセスできるようにする

 インストール時にも紹介されるが、iMessageから「OneDrive」にアクセスすることができる。まずはiMessageを開き、「A」アイコンをタップしよう。続けて「+Store」を開き、「管理」タブから「OneDrive」をオンにしておけばいい。これで、「A」をタップすると、「OneDrive」も表示されるようになる。

iMessageを開いて、Aアイコンをタップする

「管理」タブの「OneDrive」をオンにする

「OneDrive」のアイコンが

iMessageでOneDriveからファイルを投稿できるようになった

ファイルをダウンロードせずに第三者に転送する

 「OneDrive」にあるファイルを第三者に送る場合、ダウンロード用のリンクを生成できる。外出先で取引先にカタログファイルを送らなければならないときにも、端末にダウンロードせずにダウンロード用のURLだけを取得できるのだ。そのURLをメールで送れば、相手も好きなときにファイルを入手できる。その際、相手がMicrosoftアカウントを持っていなくてもいいのも助かるところ。

ファイルを選択して共有アイコンをタップする

「リンクのコピー」をタップする

ダウンロード用URLがコピーされているので、メールする

Microsoftアカウントを持っていなくてもファイルをダウンロードできる

端末に保存したままにして
オフラインで表示できるようにする

 前述の通り、スマホアプリは全ファイルが同期されているわけではない。しかし、どうしても端末に保存しておきたいファイルがある場合は、オフラインファイルに指定すればいい。インターネットにつながっていない飛行機内などでも、ファイルを開けるようになる。

 ファイルを選択したり開いた状態で、右上のパラシュートアイコンをタップするだけでOK。アイコンに斜めに線が入り、ファイルがオフラインで保持されるようになる。なお、インターネットにつながっていない状態でファイルを編集すると、別ファイルとして保存されてしまうので注意すること。オフラインファイルを無効にするなら、パラシュートのアイコンをもう一度タップすればいい。

右上のパラシュートアイコンをタップする

パラシュートアイコンに斜めに線が入り、オフラインでも表示できるようになる

「自分」から「オフラインファイル」を開く

オフラインに設定したファイルが一覧表示される。この画面からオフラインファイルを解除できる

OneDrive for Businessを使用する

 「Office 365 Solo」を契約すると「OneDrive」の容量が1TBに増えるが、「Office 365 Business」を契約すると「OneDrive for Business」の容量が1TBになる。このふたつは別物で、フォルダーをまとめることはできない。

 とは言え、「OneDrive」アプリで両方のアカウントを登録し、手軽に切り替えてアクセスできるので、それほど不便ではない。「自分」タブの上にある「アカウントを追加」をタップし、「@会社名.onmicrosoft.com」アカウントでサインインすればいい。「Office 365 Business」のユーザーはぜひ登録しておきたい。

「自分」タブの「アカウントを追加」をタップする

職場アカウントでサインインする

「OneDrive for Business」アカウントが登録される

手軽に切り替えられるようになった

 以上が、「OneDrive」の説明書となる。細かい改良がどんどん行われており、現在の所もっとも使いやすいクラウドストレージと言える。スマホアプリも初期の頃と比べるとずいぶんブラッシュアップされ、もちろん文句なく神アプリ。PCとのシームレスなデータ連係をするなら是非活用しよう。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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