ヤマハは7月26日、ネットワークレシーバー「R-N803」を発表した。8月下旬発売予定で価格は11万円(税抜)。
Hi-Fiコンポーネントに位置する製品で、同社のHi-Fi設計思想を踏襲。左右対称かつ信号経路の最短化にこだわった回路レイアウトと高剛性の高いシャシーを組み合わせた「ToP-ART」(Total Purity Audio Reproduction Technology)を採用する。
DACにはESSの「SABRE9006AS」を搭載し、FLACやWAV、AIFF、DSDなどのハイレゾ音源の再生が可能。同社オリジナルのネットワークモジュールを使用することで、高精度で低ジッターの再生が行なえる。
「Spotify」「radiko.jp」といったネットサービスも直接利用でき、FMラジオチューナーも内蔵する。
パワーアンプは8つのトランジスターを搭載し、120+120Wの出力が可能。電源も大容量のブロックコンデンサーを採用することで、スピーカー駆動に余裕を持たせる。
底面の脚部には最新のAVアンプに使われている「アンチレゾナンレッグ」を採用。独特の構造により強度と制振性を高めている。
このほか、自動音場補正として「YPAO」(Yamaha Parametric Room Acoustic Optimizer)を搭載。64bitで処理する「プレシジョンEQ」が利用できるほか、部屋の反射音を精密に測定する「YPAO-R.S.C」や、音量を最適に調整する「YPAO Volume」といった機能が盛り込まれている。