プリンストンのデジギア道 第61回
会議がワイヤレス天国に早変わり!?
iPhoneと「EZCast Pro LAN」の組み合わせで劇的にスムーズなプレゼンを実現する!
2017年06月27日 11時00分更新
ミラーリングがオススメ
これだけでもさまざまなシーンで重宝しそうなデバイスだが、さらにオススメの使用法はミラーリング(AirPlay)を利用したキャストだ。ミラーリングとはその名の通りスマートフォンやPCの画面を他のモニターに写す技術で、OSのバージョンが5.0以上であれば専用アプリからのミラーリングが可能なほか、一部機種で標準搭載されている「Miracast」でのキャストも可能だ。
iPhoneの場合、コントロールセンター(下からエッジスワイプで出現)から「AirPlay」をタップし、検出されたEZCast Pro LANに接続すると、すぐにキャストが始まる。
ミラーリングでの使用なら、写真や動画を選択して見せるだけでなく、例えばiPhoneの操作方法を大画面を使って解説したり、ウェブサイトを参照しながらプレゼンを進めたりするということも、かなり容易に実現できるだろう。
新たな設備を導入するとなると、どうしてもそれなりのコストが発生してしまうもの。しかしEZCast Pro LANは実売価格で約1万6000円前後。新規で液晶モニターを購入するとしても、3万円程度におさまるのではないだろうか。手軽さだけでなく、簡易的にとはいえ、この価格でプレゼンテーションができる環境を整えられるコストパフォーマンスの高さにも注目したい。
無線という特性上、さまざまなデバイスのなかでもスマートフォン/タブレットとの相性が良いのではないだろうか。有線接続でプロジェクターやモニターにiPhoneやAndroidとつなぐこともできないわけではないが、何よりワイヤレスで、会議室に1台導入し、社員にアプリをインストールしてもらうだけで、手軽にワイヤレスプレゼンが実現する点が◎だ。
たとえば、玩具メーカーの会議でも
社員A「さて、私のプレゼンを始める前に、この映像を見ていただきたいと思います」
颯爽とポケットからスマートフォンを取り出し、ハンドスピナーの回転している映像を見せる社員A。映像をバックに彼は話す。
「ご存知の方も多いとは思いますが、現在『ハンドスピナー』という玩具が空前とも言える大ヒットを見せています。本来は医療用の……」
プレゼンは極めてスムーズ。プレゼンを聞いた課長は社員Aの提案した「スーパーハンドスピナー」を次期開発製品の候補として選んだのであった。
社員Aは後に語った。
「僕のハンドスピナーが選ばれたのも、すべてEZCast Pro LANのおかげさ。EZCast Pro LANがなかったら今頃、ほかの社員が得意げにハンドスピナーを回しているのを指を加えて見ているしかなかっただろうね」
というわけで、EZCast Pro LANは、小規模な会議から、プロジェクターを利用するようなすこし規模の大きめの会議、場合によってはSOHOや小売店など、さまざまな環境に合わせて手軽に導入でき、かつそれぞれに合った利便性を発揮できる製品と言えるだろう。
この連載の記事
-
第82回
sponsored
パソコン、スマホ、ゲームの音を手軽にド迫力化するキューブスピーカー -
第81回
sponsored
USB Type-C搭載PCやiPad Proの「端子足りない問題」を解決する -
第80回
sponsored
約5000円で筆圧検知1024段階対応のアクティブスタイラスが描き心地◎ -
第79回
sponsored
約4万円で144Hzのゲーミングディスプレー「PTFGFA-27C」を試す -
第78回
sponsored
新MacBook Airの容量不足、その解決に効くHP「SSD」 -
第77回
sponsored
全会議室に導入してほしい! プレゼン用PCのHDMI接続をワイヤレス化する「Simple Cast」 -
第76回
PC
iPhone XSとBT接続も! DAC要らずのハイレゾ対応スピーカーがすごい -
第75回
PC
Type-AとType-C混在の面倒なUSB状況を解決する救世主がこれ -
第74回
PC
PCとつないで簡単に使えるドキュメントカメラで、プラモ制作を動画化してみた -
第73回
PC
iPhoneの外付けストレージを「ShAir Disk」でワイヤレス化してみよう -
第72回
sponsored
買ったばかりのiPadの画面割れを防ぐ最良の方法 - この連載の一覧へ