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PCゲームの快適プレイに必要なCPUを吟味する

Core i7とRyzen 7、最新FF14とGears of War 4で有利なのはどっち?

2017年06月16日 11時00分更新

文● 加藤勝明 編集●ジサトライッペイ

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DX12対応の「Gears of War 4」でCPUの差を比較

 現状ではPCゲームの大半はDirectX9~11対応だが、今後増える(と目される)DirectX12対応ゲームではどうだろうか? そこでWindows 10ストア専売のアクションシューティングゲーム「Gears of War 4(以降GOW4)」のパフォーマンスを見てみよう。画質はプリセットの“最高”および“中”の2通りとし、ゲーム内のベンチマーク機能を利用する。以降のグラフでは“Avg”が平均フレームレート、“Min 5%”がフレームレートの下から5%点の値(裏を返せば、95%のフレームはこの値以上になる)を示す。

「Gears of War 4」の画質“最高”&フルHD時の結果。

「Gears of War 4」の画質“最高”&WQHD時の結果。

「Gears of War 4」の画質“最高”&4K時の結果

「Gears of War 4」の画質“中”&フルHD時の結果。

「Gears of War 4」の画質“中”&WQHD時の結果。

「Gears of War 4」の画質“中”&4K時の結果。

 4Kテストにおいては、FF14ベンチマークと同様、いずれのCPUもほぼ同程度とGPUがボトルネックになっているのがわかる。フルHDやWQHDテストでは、平均fpsでCore i7-7700Kがダントツのトップ、続いてCore i5-7600Kという序列もFF14ベンチマーク時と同じだ。ただ、最低fpsの5%点(Min 5%)を見ると、Core i5-7600KとRyzen 7勢の差はかなり縮まり、近しい値になる。最低fpsの落ち込みがどういう状況で発生しているのかをベンチマーク結果のスクリーンショットで比較してみよう。

最低フレームレートの落ち込みはスレッド数の問題か

 以下のグラフは、FF14ベンチマークのフレームレート推移と同様に縦軸がフレームレート、横軸が時間軸となる。ここで注目したいのは赤色の点で示されるCPU側のレンダリング処理のフレームレートと水色の点で示されるGPUフレームレートの散らばり具合だ。

フルHD&画質“最高”設定、Core i7-7700Kにおけるフレームレートの推移。

フルHD&画質“最高”設定、Core i5-7600Kにおけるフレームレートの推移。

フルHD&画質“最高”設定、Ryzen 7 1800Xにおけるフレームレートの推移。

フルHD&画質“最高”設定、Ryzen 7 1700Xにおけるフレームレートの推移。

フルHD&画質“最高”設定、Ryzen 7 1700におけるフレームレートの推移。

フルHD&画質“最高”設定、Ryzen 5 1600Xにおけるフレームレートの推移。

 このグラフでは、赤・青・黄のそれぞれのプロットの変動幅が少なく、かつ縦軸の高い位置にプロットされているほど高フレームレートで安定(フレームレート変動が少ない)した描画になるが、CPUの処理が追いつかない状況ではモザイク画のように3色の点が混ざる。同じ描画負荷なら隣接する点との高低差がなく(散らばりが少ない)かつ縦軸の高い所でまとまっているほうがよいのだ。

 この観点で上のスクリーンショットを眺めてみると、Core i5-7600Kは平均fpsでは125fpsとCore i7-7700Kに次ぐ成績だが、3色、とりわけ赤と水色の点が終始散らばっている。これが最低fpsが落ちこんでいた原因だ。4コア/4スレッドという制限が明らかにボトルネックになっている。

 逆にRyzen勢は前半3分の1はばらけているが、後半になるとブレが収束し、帯のようになっている。バラつきの少なさという点では優秀と言えるが、縦軸上の、まとまっている位置を見ると、Core i7-7700Kはここでも他を寄せ付けない圧倒的な優秀さを示している。Ryzenよりもマルチスレッド性能は劣っていても、クロックの高さとコアそのものの処理性能の高さがそれを補っていると言えるだろう。

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