Knotは6月6日、Maker's Watch Knotの製造と修理メンテナンスの拠点となる工場「Maker's Watch Knot吉祥寺ファクトリーショップ」を、4月29日にオープンしたと発表した。
日本とスイスは、2大腕時計産業国と言われているが、技術者に与えられる環境やステータスには大きな差があるという。スイスでは、時計技術者はウォッチビルダーと呼ばれ、マエストロと呼ばれるトップビルダーを目指す若者が後を絶たない。一方、日本の時計製造業は縮小し、わずかに残った国内工場も地方へ移転。時計技術者を目指す若者は、毎年数十人ほどしかいないのが現状だという。
同社は「ジャパン・クオリティーで、日本と世界を結ぶ」をミッションに掲げており、国内での時計技術者の育成は、未来を創造するための企業としての重要な取り組みだとしている。日の当たる開放的な工房やおしゃれなオリジナルユニフォームといった、新しい時計技術者のスタイルを吉祥寺から発信していくことで、日本の時計製造業復活を目指していくという。