ZenFone 3 Maxは派手な機能は無いが
バランスよく搭載 いじり甲斐もある
最後に各機種のカメラに搭載されている機能から気になる物を取り上げていく。ZenFone 3 Maxは特別派手な機能は無いが、ASUS製ということもあって、キャリアのスマホしか使っていない人には新鮮味がありそうだ。
カメラのモードに「HDR」「美人エフェクト」「超解像度」「ローライト(フラッシュを使わず明るく撮れる)」、各種エフェクト、「自分撮り」専用モード(顔検出が起動)、「低速度撮影」などが用意されている。
特に「美人エフェクト」は化粧の濃さ、目の大きさ、小顔モードなどを用意しており、細かく調整が可能。低速度撮影の撮影間隔を細かく設定できたり、初心者でも迷わない程度にいじり甲斐はありそうだ。
AQUOSはオートもマニュアルも“さらに”カスタムしやすい
AQUOS SERIE miniはシャープ製スマホらしいおなじみの機能が並んでいる。
カメラの撮影モードには「タイムラプス」「花火撮影」「銀残し(コントラスト強調)」「背景ぼかし(デジイチ風)」のほか、「手鏡」モードを用意。
カメラ任せで良いのなら「おすすめオート」だが、多少設定を変更したいのなら「おすすめプラス」を使う。この機能に細かいシーン設定やフルマニュアルが用意されている。
とくにシーン設定は従来の「風景」「ポートレート」といった場所に合わせたメニューではなく「くっきり」「ふんわり」といった撮りたい雰囲気に合わせられる。
またフルマニュアルでは細かな手動設定はもちろん、カメラの画面に表示する項目も選べる。「水準器」や「HDR」は使わないから非表示に、逆に細かくいろんな機能を表示させても良い。マニュアルでさらにカスタマイズできるのだ。
RAIJINはずらりと並んだカメラモードと設定で
機能を一目で把握
FREETELのスマホは筆者もそれほど使った経験がないので、カメラのモードや設定メニューがずらりと縦に並んでいるのを見ると新鮮さを感じたが、個々の機能自体は他機種でも見られるものが多い。
カメラのモードには「暗がり撮影」「色鮮やかHDR」「一眼レフ(背景ぼかし)」「残像」「ビューティ」「ハイスピード(連写)」と変わり種が並び、マニュアル撮影も用意。
他の2機種と同じく設定が細かすぎるわけではなく、スマホ初心者でもわかりやすく、スマホに慣れている人でもしばらくは飽きない程度のバランスだろう。
サクサク撮れて写真もなかなか……RAIJINの勝ち!
意外? なことにRAIJINがリードを奪う展開が多め。撮影間隔では断然速く、これがサクサク撮影したい筆者には好印象。また4回の実写テスト中、2回でリードしているので勝ちと判断したい。
ただカメラの起動時間の遅さ、インカメラの画質は気になる。他の2機種、ZenFone 3 MaxとAQUOS SERIE miniもインカメラでややドギツイ写真が生まれてしまった。
しかしこの3機種で最も気になるのは“スタミナ”だ。次回はようやく本命のバッテリーテスト。長持ちNo.1がどの機種か、お楽しみに。
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