3万円台までの選択となったとき、タブレットの選択肢は豊富だ。タブレットの代名詞的存在である「iPad」も、新型が税別で3万7800円まで安くなってきている。
また、Androidタブレットでは、LTE内蔵タイプが多くなっており、こちらも活用の幅が広がっている。
純粋にウェブサイトの閲覧といった使い方では、iPadかAndroidタブレットかはほとんど違いはない。
また、Windowsタブレットもあるが、これは小型でタッチだけで使うPCとして考えたほうがいいだろう。アプリの充実度や操作性などを考えれば、iPadやAndroidタブレットの対抗馬としてはちょっと違うので、PC選びとして考えたほうがよさそうだ。
ということで、3万円台までのタブレットの選び方は以下のとおり。
- 家の外でも使うならLTE内蔵を選ぶ
- 片手持ちか両手持ちか、サイズは利用シーンの合わせて
- OSのバージョンが古い特価品には注意
活用を広げるならLTE内蔵+格安SIMを強く勧めたい!
タブレットに関して言えば、ブランドを選ばなければアンダー1万円のものまで豊富に揃っている状態。安いものを気軽に使う方法もあるが、最安を求めるのではなく、少しだけ投資して軽快なタブレットをもっと軽快に利用するよう、活用の幅を広げてみたい。
最初に検討してほしい点がLTEの搭載。通信機能を搭載することで、どこでも通信が可能。Wi-Fi専用のタブレットのように、外では利用できなかったり、モバイルルーターをいちいち持っていったり、安全かどうかよくわからず利用も面倒な公衆Wi-Fiを使ったり、ということがなくなる。
通信機能を利用するには通信料がかかるが、これも格安SIMの登場で月額1000円以下で十分な通信環境を得ることができるので、使わない手はない。
データ専用で最低利用期間のない格安SIMを選べば、使わなくなったときにすぐやめられる。
なお、家電量販店などではLTEの通信のできるタブレットと通信契約をセットにして割安で売っていることもあるが、本体価格分が異常に安い場合は違約金付きの長期契約とのセットということもあるので、使い方と継続性を十分に注意して契約してほしい。
LTE通信が可能な機種は、8型ではASUSの「ZenPad 3 8.0」が3万円台、さらにファーウェイの「MediaPad T2 8 Pro」のLTE搭載仕様が2万円前後と、低価格でも機種数があり、いろいろ選べる状況だ。
画面サイズは片手で持つなら8型
両手持ちなら10型近辺が狙い目
液晶サイズはAndroidタブレットは8型を中心に人気を集めている一方、iPadは通常は9.7型となる。
そして、画面の縦横比はiPadは4:3、Androidタブレットの大部分は16:9と異なっている。映像作品を閲覧するなら16:9のAndroidタブレットが全画面を使って視聴できるのですっきりするが、ウェブサイトの閲覧では、4:3の一度に見られる範囲のよさも見逃せない。
特に手に持って使う場合、片手では9.7型では少し大きいと感じるため、電車の中での利用なら8型がちょうどいいと言える。
両手で持っても大丈夫な環境で使い、少しでも大きいほうがいいなら9.7型や10型でもいいだろう。
これは個人の利用シーン次第なのでなんとも言えないが、慎重を期すならば店頭で実機に触って大きさや重さを確認するといいだろう。
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