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『Aura Sync』で誰でも簡単にライトアップPCが組める! 【応用編】

2017年05月02日 11時00分更新

文● ジサトラショータ

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 自作PCのパーツを光らせるのはもちろん、各パーツの発光タイミングの同期や発光色の統一も可能なLED制御機能『Aura Sync』。基本編ではAura Sync対応パーツの導入方法や機能などを確認したが、今回の応用編は、使えるユニークな機能、本格的なライトアップPCを組むためのパーツ選びなどを紹介する。

ハードウェアモニターやパフォーマンスにも使える!

Aura Sync対応製品のLEDを一括制御するASUSの『AURA』ユーティリティー

 LED付きパーツの発光パターンといえば、明るさを変化させることで呼吸のように明滅する『ブリージング』や、ゆっくりと色を変化させていく『カラーサイクル』といったものが定番だが、Aura Syncには、PCのセンサーや音声などを参照して発光色・パターンを変えるユニークな機能が付いている。

CPUの温度センサー情報を反映してLEDのカラーを変化させる『Temperature』

 1つは、温度センサーの情報を反映する『Temperature』だ。CPU温度が40度以下ではグリーン、60度以下ではイエロー、60度以上ではレッドに変化するこの発光パターンを利用すれば、PCのLEDを簡易的なハードウェアモニターとして利用できるわけである。実際に使ってみると、PCのざっくりとした負荷状況が目視で確認できるのはけっこう便利だ。

以前、ASCIIで行ったオーバークロック生放送でも利用した『Temperture』機能。CINEBENCHを回すとPCが真っ赤になるのは割とスリリングで楽しい

 やや残念なのは、発光カラーと温度変更のしきい値を変更できない点。特にしきい値に関しては、たとえばオーバークロッカーなら80度以上で赤色を点灯させたいといったように、どの程度のCPU温度を問題にするかはユーザーの目的次第なところがある。将来的に、こうした値をユーザーが任意で調整可能になれば、もう少し細やかな活用ができるのではないだろうか。

PCで再生している音楽にあわせ、LEDを明滅させる『Music』

 もう一つの機能は音楽に合わせてLEDを明滅させる『Music』。まずロックやファンクといったジャンルを選択し、PC上でジャンルに合う音楽を流せば、曲調や雰囲気にマッチするパターンでLEDを発光させられる。これを見て楽しみたい、という人はそれほど多くないだろうが、イベント展示用PCにしたり、ターンテーブルをPCに接続して、DJパフォーマンスの賑やかしにするといった活用が考えられるだろう。

 上記2つの機能はいずれも、ともすれば“ただ光るだけ”になりがちなLEDにきちんと意味を持たせられる面白い試みと言える。現状、ソフトウェアの完成度があと一歩といったところなので、今後のアップデートによる改善に期待したい。

周辺機器も同期できるのが『Aura Sync』の魅力

Aura Sync対応マウス『ROG Spatha』

 PC本体だけではなく、マウスやキーボードといった周辺機器でもLED同期機能を使えるのがAura Syncの面白いポイントだ。こちらは今のところASUSの製品のみだが、マウスは『ROG Spatha』『ROG Strix Impact』、キーボードは『ROG Claymore』などの製品がすでにリリースされている(ROG Claymoreは国内未発売)。

国内未発売の『ROG Claymore』。テンキー部分が分離し、マクロキーのように利用できる

 対応機器情報はASUSの公式サイトのほか、こちらのページでも公開しているので、参考にしていただければ幸いだ。

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