すべてのパーツを光らせることも可能?
ここまで光るパーツが増えてくると、「(CPUを除く)全パーツ光らせてオールライトアップPCを作りたい!」という欲望をかきたてられる人もいるのではないだろうか。
Aura Sync対応パーツに限って言うと、2017年4月現在、国内に流通している製品だけではすべての部位をまかなうことはできない。不足しているのは、ストレージ、CPUクーラー、電源ユニット、キーボードといったパーツだ。どうしても光らせたい場合、Aura Syncには非対応だがマルチカラーLEDを搭載する製品で代用する、海外でのみ販売されている対応製品を個人輸入するといった選択肢が考えられる。
非対応製品で代用する場合、CPUクーラーなら空冷のLEPA『NEOllusion LPANL12』、LEDファンを搭載する簡易水冷のThermaltake『Water 3.0 Riing Edition CL-W107-PL12SW-A』といった製品がある。電源はマルチカラーLEDを採用した製品がまだまだ少ないが、Thermaltakeの『Toughpower DPS G RGB』シリーズなどが挙げられる。
悩みの種はストレージで、海外ではAura Sync対応のZADAK 511『SHIELD RGB Dual Interface SSD 』、非対応だがマルチカラーLEDを搭載するAvexir『S100』といった製品があるものの、残念ながら今のところ国内では流通していない。国内ショップなどにスポット入荷する可能性はなきにしもあらずだが、基本的に入手方法は個人輸入しかないと思っていいだろう。
とはいえ、国内流通製品だけでもほぼ全てのパーツが光るPCを組める、というのは、ちょっと前までは考えられなかったことだ。今後のさらなる対応製品の増加、あるいはG.SKILLのAura Sync対応メモリー『Trident Z RGB』のように、発売時は非対応だった製品がファームウェアアップデートで後日Aura Syncに対応するといった事例の増加を期待したいところ。