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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第505回

カシオの19mm超広角コンデジ「EX-ZR4000」で撮る広角猫

2017年04月22日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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ベッドの上でうちの猫がくつろいでたのでカメラ持って近寄ったら「にゃあ」と鳴いたその瞬間を。歯がきれいですな(2017年4月 カシオ EX-ZR4000)

ベッドの上でうちの猫がくつろいでたのでカメラ持って近寄ったら「にゃあ」と鳴いたその瞬間を。歯がきれいですな(2017年4月 カシオ EX-ZR4000)

 最近、カシオ計算機のコンデジ「EX-ZR4000」がちょっとお気に入りなのである。

カシオ計算機の「EX-ZR4000」。モニターが180度開いて自撮りに強いのが特徴だが、これであえて猫を撮る

カシオ計算機の「EX-ZR4000」。モニターが180度開いて自撮りに強いのが特徴だが、これであえて猫を撮る

 「常時携帯しているカメラは何ですか?」と聞かれたら答えは「iPhoneです」で、ちゃんと撮るときはデジタル一眼を持っていくんだが、そこに常時携帯デジカメとしてZR4000が加わったのだ。

 理由は簡単。19mm相当の超広角を楽しめることと、撮った写真をスマホへ自動転送する機能があるから。

 とりあえず面白い写真が撮れたらスマホでさっとシェアしたいと思うじゃないですか。でもデジカメからスマホに写真を転送するのってめんどくさい。少なくとも歩きながらすることじゃない。

 自動転送機能があればスマホで撮ったのと近い感覚で扱えるのである。しかもズームコンデジの中では一番の広角。

 今、コンデジってどんどんズームが高倍率になって望遠に強くなってるんだけど、多くの人がうれしいのは実はそっちじゃなくて広角の方なんじゃないかなと思うのである。

 超広角って広い範囲を撮れるし広角ならではの極端な遠近が出て面白いけど、広角で猫を大きく撮るにはぐぐっと近寄らなきゃいけない。近寄らせてくれる猫や人なつこい猫じゃなきゃいけない。

 だから冒頭写真はいくらでも近寄って撮れるうちの「かふか」から。カメラを向けられてにゃあと鳴いた瞬間を。

 外で出会った猫を超広角で撮るのはちょっと難易度高いけど、ときどき面白い写真を撮れるから面白い。

 先日、狭い路地をつつっと横切った猫がいたので、そそっと追って見たのである。で、猫が消えたあたりにクルマが止まってたのでもしかしてその下にいるかな、と、ZR4000のモニターを開いて差し込んでみると、わんさかいた(笑)。

 いやこれはびっくり。私が見かけたのは右奥にいるサビネコなんだけど、それ以外にチャトラ一家が。

車の下にはなんと猫が5匹。なぜここに固まってたのかわからないけど、チャトラが3匹、サビネコが2匹おりました。これを撮ってる私の姿はめちゃ不審だったろうな(2017年4月 カシオ EX-ZR4000)

車の下にはなんと猫が5匹。なぜここに固まってたのかわからないけど、チャトラが3匹、サビネコが2匹おりました。これを撮ってる私の姿はめちゃ不審だったろうな(2017年4月 カシオ EX-ZR4000)

 いやあ、こういうときこそ全部の猫を一発で収められる超広角の出番。地面スレスレで撮影。1匹だけ顔が隠れてるけど、全部で5匹おりました。

 遠近が強調されるのでわざと低い位置から撮るのも楽しい。

 対して高くない塀の上にいた黒猫2匹。広角を活かしてわざと下から撮ってみた。

見上げると、上に向かってすーっと極端にすぼまってく感じが広角の楽しさ。2匹並んで日向ぼっこしておりました(2017年4月 カシオ EX-ZR4000)

見上げると、上に向かってすーっと極端にすぼまってく感じが広角の楽しさ。2匹並んで日向ぼっこしておりました(2017年4月 カシオ EX-ZR4000)

 ひとなつこくて誘うとノコノコとやってきてくれる猫がたまにいる。ありがたや。そんなときは広角の出番。

 カメラを地面スレスレにしてローアングルで撮ろうと思ったら、猫はカメラじゃなくて私の顔を見たのでこんな写真に。

猫の顔を正面から至近距離で撮った、と思ったら、猫の目線はカメラじゃなくて私の顔を向いておりました。チルト式モニターでローアングル撮影してるときのあるあるですな(2017年4月 カシオ EX-ZR4000)

猫の顔を正面から至近距離で撮った、と思ったら、猫の目線はカメラじゃなくて私の顔を向いておりました。チルト式モニターでローアングル撮影してるときのあるあるですな(2017年4月 カシオ EX-ZR4000)

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