iPhoneユーザーは今まで以上にAndroid Wear 2.0対応のスマートウォッチを楽しめる
スマートウォッチが大進化する「Android Wear 2.0」5つの変更ポイント
2017年04月10日 09時00分更新
変更ポイント:2
Android Wear端末からネットに接続してアプリをインストール
最大の特徴が、Android Wear 2.0対応のスマートウォッチから、ネットに直接接続できるようになったこと。従来のAndroid Wearは母艦となるスマホにペアリングしており、通信はスマホ経由で行っていたが、Android Wear 2.0はWi-Fi接続したり、SIMを挿して携帯通信などで直接ネットにつながるようになったのだ。
同時に、Android Wear 2.0では、Android Wear端末のスタンドアロンで動作するアプリが利用できるようになっている。もちろん認証も可能だし、通知もスマホを介さずに表示できる。
さらに、Google Playストアから直接アプリをダウンロードできるようになっている。このお陰で、iPhoneユーザーでもAndroid Wear 2.0対応のスマートウォッチに、アプリをインストールできる。もちろん、アプリのアンインストールも可能。例えば、「Google日本語入力」をインストールすれば、スマートウォッチで日本語を入力できる。
Always Onアプリという機能も搭載。買い物リストの管理アプリなど、すぐに操作が終わらず表示し続けたいアプリを使うこともできるようになった。アンビエントモードになれば、アプリを表示したまま時間も確認できるようになるので余計な操作もいらない。
変更ポイント:3
新しいAPIによりアプリがウォッチフェイスにデータを表示
ウォッチフェイス(文字盤のデザイン)が変わる。従来も多数のウォッチフェイスが公開されており、歩数などを表示することはできた。この機能が大幅に強化され、テキストやアイコン、画像まで表示できるようになったのだ。
各種アプリがデータプロバイダとなり、コンプリケーションAPIを利用することでAndroid Wear 2.0がプロキシのように動作し、データをウォッチフェイスに表示できるようになる。より柔軟な機能を備えたフェイスを開発できるので、アプリ開発者はウォッチフェイスにもアプリの入り口を作ることができるようになる。
例えば、気温が上がると文字盤の色を赤くするなどデータを視覚化したり、ウォッチフェイスに最後にメッセージをやりとりした相手の顔写真を表示し、タッチすることでアプリを起動したりできる。
表示できるデータは、テキストやアイコン、メーター、画像など多岐にわたる。スタイルに合わせてデータを表示できるので、いろいろなウォッチフェイスが登場しそうだ。