手持ちで夜景撮影は厳しめ
ZTE「AXON 7」
リアカメラは2000万画素、F値1.8、OIS(光学式手ブレ補正)アリ。オートモードで撮影してみたところ、自動的に夜景モードに切り替わり、シャッター速度は1/10と手持ちでも厳しく、かつISOは思いっきり高めになった。
その結果、ディティールは消失気味で、AXON 7の画面サイズでもちょっと厳しい絵に。SNSに投稿した場合はパッと見は耐えられる程度だ。また、PDAF(像面位相差AF)搭載ながらフォーカスの迷いが長く、夜間撮影の弱さを再確認した。なお、筆者私物であり、昨年末にレビューしている(関連記事)。
目立つところはないが特に問題のない優等生
サムスン電子「Galaxy S7 edge」
リアカメラは1200万画素、F値1.7、OISアリ。画素数ではなく、画素ピッチを重視し、1.4μm。「画素ピッチが大きい=それだけ多くの光を取り込める」ため、暗所にも強くなる路線だ。
今回の暗所テストでは、たしかにその傾向を強く確認できたが、PCで見た場合にノイズが目立った。スマホで見るぶんにはあまり気にはならず、最近のカメラ事情からすると問題は少ないだろう。
明るさ次第では夜景もいける
アップル「iPhone 7 Plus」
リアカメラは1200万画素、F値1.8(ワイドレンズ側)、OISアリ。Galaxy S7 edgeと同じく、画素ピッチ重点で、1.22μm。なのだが、レインボーブリッジの写りがあまりにもよくない。交差点の写真については、ノイズも少なく良好なのだが、その分、シャッター速度が遅く、静物はいいが人の撮影はとても厳しい。
なお、望遠側のテストをカットしているのは、この状況だとワイドレンズ側でデジタルズームが強制的に実行されるため。
この連載の記事
-
第3回
スマホ
ムーディーな照明や薄暗い室内でのスマホカメラの頂点はこれだ! -
第2回
スマホ
スマホのカメラで室内とご飯写真を綺麗に撮れるか限界テスト! -
スマホ
アウトカメラ頂上決戦! 苦手なシーンで撮影対決! - この連載の一覧へ