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Ableton Linkと同期が強力! 腕に巻くメトロノームがおもしろい

2017年01月26日 12時00分更新

文● 四本淑三

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7倍強いバイブレーターの威力

 最初に製品の概説です。手持ちのスマートフォン、タブレットなどに専用アプリ「The Metronome by Soundbrenner」をインストールし、Bleutooth経由で接続します。対応するOSはiOS 8.1以上、Android 4.3以上、接続にはBluetooth 4.0が必要です。

パッケージ内容は本体、装着用バンド長短2本、充電用クレードル、USBケーブル。そしてマニュアルを開くとなぜかピックも付いてきます

付属のクレードルを使いUSBで充電。マグネット式で吸着します。内蔵のリチウムイオンバッテリーは、フルチャージまでに約3時間。持続時間は約6時間

専用アプリ「The Metronome by Soundbrenner」iOS版の画面。本体の設定はすべてこれで行ないます

外周のリングと中央のロゴマークは、テンポとアクセントに合わせて光ります。LEDの色はアプリで変更可能。光るのが嫌なら設定でオフにできます

 接続ができたら、本体のタップやアプリのスタートボタンで、すぐにテンポを刻み始めます。バイブレーターだからメトロノームのような音はしないという触れ込みですが、なにしろ強力なのでウィンウィンとそれなりの音はします。これなら大音量のキックやベースにも負けないでしょう。

 ちなみにこのバイブレーター、メーカーは通常のスマートフォンの7倍強いと豪語しています。おお……。

テンポを見失わない装着位置を探す

 これを身体のどこかに装着します。付属のバンドで装着できるのは、手首、二の腕、膝、足首くらいでしょうか。本体の表側はタッチセンサー、外周の白いリングはロータリーエンコーダーで、テンポの調整ができるようになっています。だから楽器の演奏の邪魔にならず、かつ操作しやすいところを選びたいところ。

 横着してバンドを使わずポケットに入れてしまうという手もありますが、この場合、本体を操作しようとするたび、ポケットから取り出さなければなりません。

装着位置によってベルトを使い分けます。短いベルトは最長で約24cm、長いベルトは最長41cm程度。手首、二の腕なら短いバンド、膝や足首なら長い方のバンドで

 装着位置に関して最もシビアなのはドラマーでしょう。両手両足全部動かさなければならないので。そこで友だちの005Harryさんにお願いして使用感を聞きました。この方はバンドだろうがオーケストラだろうが同期してしまう、同期音楽選手権日本一候補のことぶき光とバンドをやっていて、同期には慣れていらっしゃいます。

手首

二の腕

 感想としては「手首は、単なる8ビートだと叩ける感じ。少し激しくすると見失いました」「二の腕はなかなか良い感じ」「膝付近に長いベルトで巻きましたが、これが一番わかりやすかった」とのこと。シャツやパンツの上から装着しても、十分テンポは取れるようです。ただ、いずれのポジションでも「アクションの大きなドラマーだと見失うかも」とのことです。その様子の動画も送ってもらっています。

 このSoundbrenner Pulse、単純にリズムのトレーニングに使うだけなら、設定後はスタンドアロンでも使えます。が、もちろん本領を発揮するのはシーケンサーアプリやDAWとの同期でしょう。

リズムを設定して本体に読み込ませておけばスタンドアロンで使用可。リズムの設定は最大16ステップまで。アクセントは強中弱の三段階の設定

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