PCによる日常使いや3万円以下で購入できるミドルレンジクラスのビデオカードによるPCゲームを試してきたLGエレクトロニクスから登場した最安価格帯4K液晶ディスプレーの「24UD58-B」。特集の最後は大本命となる「PlayStation 4 Pro」(以下:PS4 Pro)を試してみた。
冒頭でも述べたが、「24UD58-B」のOSDメニューから「画質」→「画質調整」→「HDMI ULTRA HD Deep Color」を有効に設定すれば、「PS4 Pro」は解像度3840×2160ドット、リフレッシュレート 60Hz、カラーフォーマット RGB、HDCP 2.2で認識、表示できた。
これで「24UD58-B」と「PS4 Pro」での4K解像度を堪能と行きたいところだが、覚えておきたい問題点もある。それが「PlayStation VR」(以下:PS VR)のプロセッサーユニット経由での4K液晶テレビとの接続。
「PS4 Pro」の発売時から、PlayStation.Blogで公開されている“よくある質問”のQ&Aに記載されているのだが、「PS VR」のプロセッサーユニットがパススルー出力する4K映像信号のカラーフォーマットはYUV240のみになる。
そのため、カラーフォーマットがRGBになる「24UD58-B」とのプロセッサーユニット経由の接続時は、解像度がフルHD(HDCP 1.4)になってしまう。
面倒だが、「PS VR」使用時はケーブルを抜き差しする必要があるわけだが、筆者は「PS4 Pro」やプロセッサーユニットのHDMI端子が頻繁な抜き差しで破損するのを避けたかったため、HDMI延長ケーブルを用意。手間は同じだが、各機器の裏面に手を入れる必要がなくなる分、多少楽になった。
なお、試したのはAmazonで見つけた4K/60pに対応した延長ケーブル「HORIC ハイスピードHDMI延長ケーブル 0.5m ゴールド タイプAメス-タイプAオス 4K 3D HEC ARC フルHD 対応 金メッキ端子 HDFM05-033GD」と、Premium HDMI Cable認証取得済みのバッファロー「BSHDPN」シリーズの1mmタイプ「BSHDPN10BK」を使用し、「PS4 Pro」→延長ケーブル→「BSHDPN15BK」→「24UD58-B」と接続。延長ケーブルを使わなかった時と同じく、4K/60p、HDCP2.2として認識、表示できた。
PS4ゲームの画質の違いをマスターしよう
最新タイトルだけでなく、既存ゲームの4K解像度やHDRへの対応が進むPS4ゲーム。手軽に4K、高画質でゲームを楽しむなら、「PS4 Pro」のオススメ度は大。ここからは、4K液晶ディスプレー+「PS4 Pro」のメリットを感じられるゲームのスクリーンショットを見ていこう。
比較に使用したゲームは「ライズ オブ ザ トゥームレイダー」。画質設定に、フレームレートを重視したフルHDの「高フレームレート」、画質を向上させたフルHD、フレームレート30fpsの「視覚性向上」、4K、フレームレート30fpsの「4K解像度」の3つのモードが用意されているが、今回は「視覚性向上」と「4K解像度」で比較している。
Tomb Raider Square Enix Ltd. Square Enix and the Square Enix logo are registered trademarks of Square Enix Holdings Co., Ltd. Lara Croft, Tomb Raider, Crystal Dynamics, the Crystal Dynamics logo, Eidos, and the Eidos logo are trademarks of Square Enix Ltd. All rights reserved. (C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA / Roberto Ferrari
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背景がくっきり描かれている「4K解像度」モードと違って、「視覚性向上」モードは全体的にぼやけている。
光の処理も加わり、より差が顕著にわかるようになっている。とくに、髪の毛の滑らかさには目が引かれる。また、右腕や腰のライト、ピッケルのジャギーも目立っている。
ゲームプレイ中に顔を見ることはあまりないのだが、ネックスレスや服の縦縞、ベルトなどの表現に注目だ。
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