10ヵ国から集まった参加者が金沢で大オリエンテーリング
翌朝、金沢城公園に全員集合し、チームごとにミッションを受け取る。なぜ、東京から金沢に移動した当日に実施しなかったのかというと、「それぞれチームごとのスキルが不明で、金沢到着が読めない」ため。
勘違いして神奈川県の「金沢文庫」に行ってしまう……という参加者はいなかったが、最初の金沢ミッションを受け取ったらすぐに東京駅には向かわず、グーグルのオフィスで昼食をゆっくりとってから移動した参加者もいたらしい。
異なる文化圏の人々が集まるので「思わぬ場所に行ってしまった」は、もちろん柔軟で多様性に含んだプログラムが設計されていた。
ASCIIが同行した台湾&香港の参加者による連合チームは、「宇多須神社でサムライに会い、新しいアートフォームを習う」というもの。宇多須神社を検索し、金沢城公園からの行き方を調べ、いざ移動! 日本在住者としては「タクシーと言わないまでも、バスを使えばいいのに」と思ったが今回は「アドベンチャーの参加者」ではなくあくまでも「取材同行者」のため、「日本語が読める」、「日本の交通事情がわかる」などを活かした口出しは厳禁であった。
超オリエンタルな空間でデジタルスキルも向上!
なんだかんだと話しながら宇多須神社を発見! 境内をサムライ・マスターの姿を探し求めて、ウロウロする参加者。なんとか入り口を見つけて、サムライ・マスターの登場を待つ一同。
障子が開いて、シュッー!!! 「ドヒャー!!! カッコいい!!!」といきなりテンションが最高潮! ノリノリのままマスターに型を教えてもらい、カメラで撮影しミッション、完了。
次は近江町市場で、GoogleアドベンチャーのTシャツを着たスタッフを探すことからスタート。市場でスタッフから渡された「将軍の買い物リスト」と「手がかり」を元に、将軍がほしいものを買ってくるというミッションが待っていた。
ここで必要なスキルは、手がかりに記載された「モノ」が何かを調べる、市場で購入してスタッフに渡す、というもの。だが、外国から集まった参加者には異国の市場で「どんな品揃え」があるか「市場の面積、見取り図」、「各店のスタッフと会話をして購入」という、ハードルが高いミッションといえよう。
グーグルはこのミッションで、Google検索はもとより、音声入力を使った検索や会話形式での翻訳を参加者には体験してほしいと、計画。多くの参加者は「○○ありますか?」と聞いたり、店員にGoogle画像検索で調べた写真を見せることで、ミッションを完了していた。