3. 社会保険やふるさと納税などの控除証明書を集める
ということで、領収書の整理も終わったので、帳簿付けを始めたいと思います!
あれ? まだ残ってましたね。
「生命保険や国民年金などの、控除証明書を集めましょう」
おお、そんなものもありましたね。確か、最近ポストに届いていた気がします!
「控除証明書は、大体10〜11月ぐらいに届きますので、その時期は郵便物に気を付けてください」
確かに……ダイレクトメールと間違えて、うっかり捨ててしまいそうです……。
もし、ふるさと納税にも挑戦したのなら、その分の証明書も必要ですよね。
「はい。ふるさと納税などの寄附金は、寄附後にその都度、証明書が送られてくるので、必ず保管しておいてください。また、先ほど別途とっておいた医療費関連の領収書も、所得控除の対象になりますので、これらの書類とまとめておくと便利です」
確定申告に必要な、主な控除証明書
- 年金(国民年金/国民年金基金)
- 保険(生命保険/医療保険/個人年金/地震保険など)
- 小規模企業共済や確定拠出年金など
- 寄附金(ふるさと納税や赤十字、ユニセフなど)
- 借入金の残高証明書(住宅ローン控除)
4. 領収書をもとに帳簿をつけよう
領収書など、ソースがそろったところで、いよいよ帳簿付けですね! でも帳簿といっても一から全部自分でつけるのは面倒。ってことで、確定申告ソフトにおまかせするのが楽だし、間違いもなさそう。ということで、今回は「やよいの白色申告 オンライン」を使ってみましょう。会計ソフトを使うこと自体初めてなんで……できるか不安。
……と思ったけれど、ヘルプがバルーンで出るから、ささっとつけられそうです。
経費の項目を開くと……水道光熱費や接待交通費、消耗品費など、ずいぶん細かく分かれてますね。最初に領収書を細かく分けておいてよかったです!
「ソフトを使えば、時系列で入力しなくても、自動でソートしてくれますからね。また、いちいち手入力しなくても、スキャナーで取り込みして、一気にデータ化することも可能です」
本当ですかっ!? じゃ、できるだけ楽な方向で行きたいです!
平成28年分の確定申告の受け付けは2月16日から
今回の「やることリスト」をすべてこなしたら、ひと安心。確定申告書には3でまとめた、控除証明書の添付が必要なのでお忘れなく。あとは、年末分までをしっかりとこなしましょう。ちなみに、平成28年(2016年)分の提出期間は、2017年2月16日から3月15日の1ヵ月です。郵送ではなく税務署に直接持参される方は、終了日の3月15日に近づくほど混みますので、早め早めの確定申告がおススメです。
2月や3月になってから慌てたりしないよう、今年の分は今年のうちにしっかり整理しておきましょう!
(提供:弥生)
この連載の記事
- 第10回
sponsored
確定申告、申告忘れや記載ミスに課される罰則やペナルティは? - 第9回
sponsored
青色申告に変更して65万円控除! 複雑な複式簿記は無料ソフトで時短できる - 第8回
sponsored
初めての確定申告、個人事業主・フリーランスが「損しない」方法 - 第7回
sponsored
個人事業主・フリーランスの節税テク、自宅の家賃や光熱費を経費にする - 第6回
sponsored
マイナンバーで今回の確定申告はこう変わる、10の疑問を解決 - 第4回
sponsored
いわばフリーランスの退職金、節税もできる「小規模企業共済」に注目 - 第3回
sponsored
白色申告から青色申告へ、最初の「期首残高」って何を入れるの? - 第2回
sponsored
ホントにおトクなの? 「ふるさと納税」初めてガイド - 第1回
sponsored
フリーランスや起業家必見、独立したらどんな届けが必要? ビジネス
アスキー確定申告虎の巻(目次)